古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ひるめしのもんだい   椎名誠

2020-01-22 10:14:22 | 本の紹介
文春文庫      1990年



「ひるめしのもんだい」である。ボクはひるめしというほどのひるめし


を食べないのでよくわからないが、しっかりひるめしを食べるという


人にとってはひるめしをどうするか? は一大問題なようである。



つまり、ひるめしくらいの問題についてはガタガタいうが、政治につ



いてやなんかはそう問題にしないらしい。政治についてとやかく言う


シーナさんなんて見たくない。いや、読みたくない、か。


身辺問題についてあーだこーだ言うのが、ついては世界平和について


語るのと同じくらい重要なことになってゆくのである、それが、文学


というものである、とボクは理解している。


「週刊文春」に毎週書いていた6,5枚のやややや的な枚数をこなして


だされた、本書。良い消化スピードでこなされてゆく。読んでいて、たのしー



ということは文学にとって罪であるのか、ないのか、じっくり考えてみたい



………………合掌。

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