№181
新潮文庫
小説家を志している男が、ヒステリー持ちの元女房に
手を焼いていたが、後に自殺。つぎにゆめ子という子
持ちの芸者に入れあげる。屑屋に居候して、小説を一
年かけて書き上げ、最後には名を上げるようである。
その様が色々なエピソードを交えて語られる。旧仮
名遣いなので、すらすらとは読めない、が、その感
じが逆に面白く、ゆっくりと味わって読めるので、
好きであった。子供についての説も、ちょっと口
説かったが、おもしろく読んだ。ゆめ子は今度女の
子を産んだら男の子をあげましょう、というのだ。
新潮文庫
小説家を志している男が、ヒステリー持ちの元女房に
手を焼いていたが、後に自殺。つぎにゆめ子という子
持ちの芸者に入れあげる。屑屋に居候して、小説を一
年かけて書き上げ、最後には名を上げるようである。
その様が色々なエピソードを交えて語られる。旧仮
名遣いなので、すらすらとは読めない、が、その感
じが逆に面白く、ゆっくりと味わって読めるので、
好きであった。子供についての説も、ちょっと口
説かったが、おもしろく読んだ。ゆめ子は今度女の
子を産んだら男の子をあげましょう、というのだ。