ゴールデンウイーク入りである。これを待っていたかのように咲き始めた花がある。アヤメである。写真左は似た花ジャーマンアイリスである。アヤメに比べると花弁が大きい。右がアヤメである。この花も例年に比べれば1週間以上、開花が早い。今年は夏場までは全ての開花が早い傾向が続きそうだ。
左の写真は卯の花である。ウツギの別称のようだがこの花だけは卯の花と呼びたい。♫卯の花 匂う垣根に・・・”夏は来ぬ”の出だしの歌詞である。4月にこの花が咲くのはあまりに早い。そして右は苧環(オダマキ)の花である。昨年よりは咲く花が増え門の方まで続いている。
こちらは跳ねるように咲くヒョウタンボクの花である。咲き始めは真っ白い花でだんだん黄色くなる。この後、実に成るがこれが瓢箪の形をしていることからが名前の由来である。花が咲いた後、実が成るものは長く楽しめるので嬉しい。
左は以前に紹介した勿忘草(ワスレナグサ)の白と青の2色の花である。そして右はミヤコワスレ(都忘れ)の花である。どちらも”忘れ”が付くが花言葉は全く異なりワスレナグサは”真実の愛・私を忘れないで”、そしてミヤコワスレは”しばしの別れ・慰め”。ミヤコワスレは佐渡へ流された順徳天皇のこの花を見ていると都を忘れられると言う言葉から来ている。
ナニワイバラ(難波茨)である。フェンスに沿って伸びた蔓一杯に花を付けている。清楚で可憐な花であるがこの花、とんでもないほど鋭い棘を持つ。刈り込むときに皮の手袋をしていても棘が刺さる。
”美しい花には棘がある”と言う言葉がある。が、美しい女性を見た時にこの言葉を思い出す人はいないのではないだろう。美しい女性と何らかの関りを持つ中でこの言葉を思い出させることが起こるのだろう。花に感動を覚えるのは美しさだけではない。可憐・可愛い・清楚等々・・・、小さい花にも心は動く。
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