カノジョは嘘を愛しすぎてる

虚ろな心を抱えた青年と、生気あふれる女子高生

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

人気コミックを実写映画化したものです。

23歳、若きサウンドクリエイターの小笠原秋（佐藤健）。
人気グループCRUDE PLAYに楽曲を提供しています。
しかし、ビジネスとしての音楽界に嫌気がさして、
意欲のない、虚ろな心を持て余しています。
そんな時に、気まぐれに声をかけた女子高生・理子（大原櫻子）と
付き合うことになりますが、実は彼女は天性の歌声の持ち主。
その才能を見込んだ敏腕プロデューサーにより、
3人組バンド「MUSH&Co.」として、デビューすることに。

秋は、もともと幼馴染みと組んだCRUDE PLAYのベーシストだったのですが、
あまりにも商業的なデビューのやり方に反感を覚えて、
表舞台を降り、作曲に専念することにしたのです。
その後がまには、よそから呼んだベーシスト篠原（窪田正孝）が加わる。

そんなわけで、微妙な人間関係を内包するバンド。
そして、理子達のバンドのプロデュースを篠原が勤めることになったのですが、
そのことを知った秋は、ぜひ自分がやりたいと思うけれど、後の祭り・・・。

・・・というような、割と複雑な人間関係が描かれていて、
単に少女漫画の映画化という以上の面白さがありました。

10年前の作品ということになりますが、
どなたも今もますますカッコ良く活躍している方ばかりなので、嬉しくなってしまいました。

佐藤健さんは、いかにも少女漫画のカッコイイ青年をカッコ良く演じています。
でも今ならもう少し抜け感も出せるのかな？という気がしました。

そしてなんと言ってもMUSH&Co.のメンバー2人が、吉沢亮さんと森永悠希さん。
吉沢亮さんは仮面ライダーを終えて、まだまだ駆け出しの頃ですよね。
森永悠希さんは今とちっとも変わってない。
こんなところでお会いできたのがまた嬉しい！！

 

ということで、お楽しみ満載の作品でした。

 

＜WOWOW視聴にて＞

「カノジョは嘘を愛しすぎてる」

2013年/日本/117分

原作：青木琴美

出演：佐藤健、大原櫻子、三浦翔平、窪田正孝、森永悠希、吉沢亮、反町隆史

 

眼福度★★★★★

満足度★★★★☆