大きな可能性を秘めた、きのこ
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私、何を隠そうきのこの写真を撮るのが大好き、
採りも食べもしないけれど、ひたすら撮り専門のきのこオタクでございます。
ですからこのドキュメンタリー映画は、待ってました!!という感じです。
私はきのこ映像だけで大満足の所だったのですが、
本作、それに加えて、知られざるきのこの能力がたっぷりと描かれています。
一般的なきのこだけではなくて、「菌類」全般的なことになりますが。
まずは植物や動物の残骸や死骸の分解作用。
きのこたちがいなければ、森は枯れ木や死んだ動物の死骸だらけになってしまうことでしょう。
昨今分かってきたことでは、アルツハイマーやがんの治療、
環境汚染の浄化などの可能性も持っている、と。
私は、奇妙で美しく、また時には不気味でもあるきのこを
眺めるだけで大満足なのですが、
本作を子どもたちや若い人がみて、きのこの可能性をもっと追求してみたい、
と、研究の道へ進んでくれたらいいな、と思います。
きのこの幻覚作用についても、多く語られていましたが、そこの所はあまりピンとこない。
というか、マジック・マッシュルームって日本でも合法なのでしょうか?
そこの所にはあまり関わりたくないような気も・・・?
でも、ここに登場した菌類学者のポール・スタメッツ氏は
こどものころ吃音があったのだけれど、きのこの幻覚作用を借りて自己暗示をかけ、
吃音が治ったとおっしゃっています。
なんだかスピリチュアルっぽい話になってきて、
私の見たかった方向とは少し違ってしまいましたが・・・
サツゲキにて
「素晴らしき、きのこの世界」
2019年/アメリカ/81分
監督:ルイ・シュワルツバーグ
出演:ポール・スタメッツ、マイケル・ポーラン、ユージニア・ボーン
きのこの可能性を探る度★★★★★
映像のおもしろさ★★★★☆
満足度★★★☆☆
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