「若大将」のはじまり
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WOWOWで、加山雄三さんの「若大将」シリーズを放映していたので、3作見てみました。
この「大学の若大将」は、1961年のシリーズ第一作です。
京南大学水泳部の田沼雄一(加山雄三)。
仲間たちからは「若大将」と呼ばれ、慕われています。
実家は明治時代から続くすき焼き屋の老舗「田能久(たのきゅう)」で、
現在の店主が、雄一の父(有島一郎)。
母はすでに亡くなっており、祖母(飯田蝶子)と、妹との4人家族。
そんな雄一がある時、製菓会社に勤める澄子(星由里子)と知り合います。
そして、互いにほのかな思いを抱くように。
そこに現れるのが、金持ちのどら息子「青大将」(田中邦衛)。
彼が澄子にちょっかいを出そうとするから話がややこしくなる。
さてそんな中、雄一は店の肉を勝手に持ち出したことから、勘当されて家を飛び出し、
芦ノ湖でアルバイトをすることになり・・・。
おそらくこの作品の公開時、加山雄三さんはまだあまり知られていなかったと思います。
しかし、上原謙の息子にして超ハンサム、音楽堪能、スポーツ万能ときたら、
映画会社が目をつけない方がおかしい。
かくして後に全17作に渡る、偉大なるマンネリシリーズが始まる。
若き加山雄三さんと、田中邦衛さんを見るだけでも価値あり。
昭和36年、まさしく昭和の物語。
ちなみに上原謙さんは、若大将の見合い相手の父親役で出演しています。
<WOWOW視聴にて>
1961年/日本/82分
監督:杉江敏男
出演:加山雄三、有島一郎、飯田蝶子、星由里子、田中邦衛、上原謙
昭和度★★★★★
満足度★★★☆☆
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