若大将を楽しむなら、コレ
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若大将シリーズの第6作。
本作は私には少し思い入れがあります。
ちょうど加山雄三さんの「君といつまでも」が大ヒット。
作中でも、歌われています。
当時小学生の私もハンサムな加山雄三さんにぽーっとなって、すっかりファンに。
エレキブームでギターを始めた兄と一緒に、本作を映画館に見に行きました。
内容はほとんど覚えていませんでしたけれど・・・。
でも、「青大将」の個性はさすがにインパクトが強くて、
私はこのときに田中邦衛さんの名前を知りました。
「北の国から」が始まるのはまだ先のことです。
若大将シリーズというのはつまり「パラレルワールド」なんですね。
すき焼き屋「田能久」の一人息子、若大将こと田沼雄一が、
京南大学に在学しており、何らかのスポーツにいそしんでいる。
そして「澄子」という女性と知り合い恋に落ちる。
しかし、悪友の青大将こと石山がジャマをするやら何やら、とにかく災いの元となる。
しかしそんな騒動を乗り越えて、スポーツも恋も、若大将が勝者となる。
それぞれの作品で異なるのは、若大将のしているスポーツと、澄子の職業だけ。
(澄子の名字がなぜかその都度違う)。
これなら私でもシナリオが書けそうです・・・。
まあ、寅さんも同じですが、シリーズものというのはそういうモノなのでしょう。
ということで、本作で雄一はアメリカンフットボールをしています。
またその傍ら、バイトとしてエレキを抱えてバンド活動。
そうそう、本作では「田能久」が経営不振で倒産してしまうというアクシデントがありまして、
ちょっと特異な展開となっています。
例によって勘当された雄一が、店の再興のために奮闘します。
最もカッコイイ加山雄三さんを見たかったら、やはり本作をオススメします。
<WOWOW視聴にて>
「エレキの若大将」
1965年/日本/94分
監督:岩内克己
出演:加山雄三、有島一郎、中真千子、飯田蝶子、田中邦衛、星由里子、
寺内タケシ、ジェリー藤尾、内田裕也、上原謙
満足度★★★☆☆
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