知能指数ばかりが重要じゃない
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ニューヨークに住むIQ185のキャリー・ピルビーは、ハーバード大学を飛び級で卒業しました。
しかし、人とのコミュニケーションが苦手で、仕事もなく友人もなし。
セラピスト、ペトロフの元に通っています。
ペトロフはキャリーのために幸せになる6つのリストを提案。
キャリーは別に自分は不幸ではないと思いながらも、
とりあえずリストを実行してみることに・・・。
死ぬ前のいくつかの「やりたいことリスト」などは良くドラマ化されていて、
本作中も誰かがそのことを挙げて揶揄していたのが面白かった。
キャリーが人との交流が苦手になってしまったというのは、
14歳で大学に入学してしまったということに原因があります。
確かに知能は並みの大人以上、でも精神年齢は14歳だし、
大学にいきなり入学してきた14歳の少女と周囲は、
そう簡単に打ち解けられるとも思えない。
どうしてもギクシャクしてしまうので、彼女は引きこもりがちになってしまうのですね。
そして大学を卒業してもまだ18歳。
そして彼女のために父親がみつけたバイトは、人と関わらなくてもいい夜の仕事。
これではますます孤独が募る・・・。
そこで医師は彼女にリストを提案するわけです。
・ペットを飼う
・友だちを作る
・子どもの頃好きだったことをする・・・など。
悪戦苦闘するキャリー。
金魚は死なせてしまうし、
新聞の交際希望欄の男性と会ってみたり・・・
まあ、お定まりの成長譚ではあります。
IQと精神年齢とは別物。
いかに多くの知識があっても、
人とのふれあいの中で得る体験こそが重要ということですね。
<Amazonプライムビデオにて>
「マイ・プレシャス・リスト」
2016年/アメリカ/98分
監督:スーザン・ジョンソン
原作:カレン・リスナー
出演:ベル・パウリー、ガブリエル・バーン、ネイサン・レイン、ウィリアム・モーズリー、ジェイソン・リッター
少女の成長度★★★☆☆
満足度★★★☆☆
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