映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ジョニー・イングリッシュ

2012年03月17日 | 映画(さ行)
危険なほどにお馬鹿



                * * * * * * * * * *

たまには手放しで思い切り笑えるものを・・・。
つい先ごろ、「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」が公開されていましたが、
そういえば前作も見ていなかったと思い、この度拝見。
ミスター・ビーンでお馴染みのローワン・アトキンソンが、英国諜報部員。
さんざん007を見ている私には、むしろぴったりですね。


もともとジョニー・イングリッシュは諜報局の事務職なのですが、
ある事故(!!)で他のエージェントが全員死亡してしまい、
やむなく彼にミッションが下ることに・・・。
さて、彼が対峙することになるのは、フランスの実業家パスカル。
彼は密かに英国国王の座を狙っていた!!
このパスカルを演じるのが、ジョン・マルコビッチなのですが、
いやはや、これも驚きの演技力。
この人がいなければ、たんなるおふざけコメディのところ、
ぐんと作品が引き締まる感じです。
非常に嫌味なフランス人役なのですが、
どこか気品を隠せないという雰囲気まで漂わせ、目を惹かれます。


それにしても、こんなお馬鹿な諜報部員・・・、
役に立たないと言うより、むしろ危険ですね。
彼の部下ボフは非常に人間ができていて、
常にジョニーのカバーをする所が涙ぐましい。
結構有能なんですが、長く一緒にいると馬鹿がうつる場合も・・・。


回転寿司のお店でお寿司を食べるシーンはナイスです。
ネクタイが回転寿司のベルトに挟まって・・・
なんて惨事は、想像したこともなかったけど、笑えますね~。
また、飛行機からビルに飛び降りて、侵入しようとするシーンなどは、
カッコイイのにお馬鹿で、ほんとにやってくれます。

これに気を良くして、「気休めの報酬」も、ぜひ見ることにしましょう。
・・・DVDで。

ジョニー・イングリッシュ [DVD]
ローワン・アトキンソン,ナタリー・インブルーリア,ベン・ミラー,ジョン・マルコヴィッチ,ティム・ピゴット=スミス
ジェネオン・ユニバーサル


「ジョニー・イングリッシュ」
2003年/イギリス/87分
監督:ピーター・ハウイット
出演:ローワン・アトキンソン、ナタリー・インブルーリア、ジョン・マルコビッチ、ベン・ミラー


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