映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

天使のいる図書館

2024年06月19日 | 映画(た行)

図書館を愛する人に

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奈良県葛城エリアが舞台です。

大学を卒業したばかりの新人女性司書、吉井さくら(小芝風花)が図書館に赴任してきます。
彼女は人の感情がよく分らなくて、コミュニケーションを取るのが苦手。
「泣ける本が読みたい」という来館者に「拷問史」の本を差し出したりするので、
先輩も彼女の扱いに困り始めています。

そんなある時、さくらは老婦人・礼子(香川京子)と知り合います。
さくらは彼女と共に葛城地域を巡るようになり、地域の歴史や文化を再発見。


そしてまた、なぜかよく見かける謎の青年(横浜流星)を、
ストーカー?と思ったりもするのですが・・・。

令子はこの地での若い頃のことが心残りとなっている様子。
さくらはその思いをどうにかしてあげたいと思うようになります。

・・・ということで、とある新人司書の成長物語。

そもそも人の心の機微が分らず、小説もほとんど読んだことがないというさくらが、
なんで司書になったのかというのには納得いきませんが、
(たまたま資格が取れたからという話ではあった)、
心の成長物語ということではまずまずだったのでは?

そして奈良の小都市の空気感が、なんとも居心地良く感じました。

2017年作品で、小芝風花さん、横浜流星さん共に初々しくてステキでした!

<Amazon prime videoにて>

「天使のいる図書館」

2017年/日本/108分

監督:ウエダアツシ

原案:山国秀幸

脚本:狗飼恭子

出演:小芝風花、横浜流星、森永悠希、香川京子、森本レオ

 

お仕事ドラマ度★★★★☆

満足度★★★☆☆



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