映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

2011年12月16日 | 映画(な行)
クリスマス、本当に必要なものは・・・?



                * * * * * * * *

12月ですので、時にはこんなアニメもいいのではないかと。
人形アニメです。
とはいえ、この作品はクリスマスよりもむしろハロウィン向きですね。
奇々怪々のハロウィンタウンが舞台です。


年に一度ハロウィンの盛大なお祭りが繰り広げられる街。
人を怖がらせるのが生き甲斐の住人たち。
なかでもお祭りをプロデュースするジャックは皆からも賞賛を浴びるのですが、
毎年同じように繰り返されるこのお祭りに、
すっかり嫌気がさし、むなしさを覚えています。

そんなとき彼は、深い森を分け入って、クリスマスタウンに迷い込みます。
色とりどりの明かり。
幸せそうな人々。
笑顔の街。

これだ! 僕がずっと探し求めていたものは!

ジャックは街に戻って、早速クリスマスを主催しようとします・・・。
自らサンタクローズになりすまし、空飛ぶトナカイ(ガイコツ)のそりに乗ってプレゼントを配って回るのです。
それはゾンビたちの大好きなものではあるけれど、
普通の人々にとっては恐怖のプレゼント!!



この町の住人たちをなんと呼べばいいのでしょう。
妖怪・・・といえば、ゲゲゲの鬼太郎の世界を思い浮かべてしまうし、
モンスター? オバケ・・・? 
強いて言えばゾンビでしょうか。
ジャックもガイコツですし。
一口にゾンビといっても皆さん(?)それぞれ個性豊か。
このイマジネーションの世界を見るだけでも十分楽しい。
そして、ミュージカル風に歌が挿入され、
切ないサリーの恋心もありまして、
大人が見ても大変楽しめる作品になっています。
ジャックのパートナーである犬(の幽霊?)、ゼロがかわいかったですね。
あんな幽霊なら、うちにいてもいいな。


クリスマススタイルをまねても、形だけではだめ。
本当に必要なのは“愛”。
そういうことですね!!

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス [DVD]
ティム・バートン
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


1993年/アメリカ/76分
監督:ヘンリー・セリック
制作・原案:ティム・バートン
出演(声):ダニ・エルフマン、クリス・サランドン、キャサリン・オハラ


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