ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

SING SING SINGで舞台を創る!

2008-08-13 19:06:37 | 演劇

 『スイングガールズ』であっという間にお馴染みになったあの『SING SING SING』って、いつできた曲だか知ってる?なんとねえ、今から70年も前なんだ。1938年、凄いねえ!素晴らしいねえ!全然色あせていないもの。圧倒的なスイング感!ドラマチックに押し寄せるメロディライン!あのタムタムのドラムソロなんて、聞こえてくるとぞくぞくする。もちろん、あの張り裂けるようなトランペットのソロも。

 知ってる人にはごめんなさい、あの曲は『ベニー・グッドマン楽団』のオリジナルなのね。ベニー・グッドマンはクラリネット奏者で、自らのビッグバンドも率いていた。この曲の他にも『Good-Bye』『Memories Of You 』なんて、名曲が数々ある。

 ついでに僕のこと白状すれば、中学のブラスバンドでクラリネットやったのって、ベニーグッドマンに憧れたからなんだ。ちょうど、映画『ベニー・グッドマン物語』が上演された時だったから。

 で、今日は何故、『SING SING SING』かって言うと、これをさあ、舞台で踊っちゃおうかってことなんだよ。『スイングガールズ』で知れ渡っちゃってるから、気が引けないでもないんだけど、これ10人くらいで、舞台全面使い切って踊ったたら、かっこいいって思わない?少なくとも高校演劇の世界では無いよな。大会でこんなことやったら、きっと、お客さんびっくり仰天だろうな。突拍子もないよね。

 どこからそんな発想が出てくるのか?実は、今回書きたいと思っているのが終戦直後の若者たちの話だからなんだ。あのとんでもない戦争が終わって、それまでの価値観が粉みじんに砕け散った時代を夢中で駆け抜けた少年少女たち、いつか書こうと思っていたテーマなんだ。あの時代を生きた若者たちに、アメリカのジャズがどう聞こえたのか?それ以降一気にアメリカナイズしていく世間風潮を考えると、きっと、彼らに与えた影響はきっと大きいと思うんだよ。

 決まってるのこれだけ。ジャズを踊るってことと、終戦直後の少年少女の物語。さてねえ、これをどう繰り広げて行ったらいいのやら、今のところ皆目検討がついていない。おいおい、いいのかよ、後5日で書き上げなくちゃならないっていうのに!それと、こういう思いこみって危険なんだ。この音楽絶対いい!とか、この時代の話書こう!とかって最初に決めつけちゃうと、回り見えなくなっちまうから。そう、客観的検証って奴が働かなくなってしまう。うーん、危ない!

 でも、もうこれしか思いつかないから。これで行けるって直感閃いたから。

   行くぜぇぇぇ、Every body!  Let's Dance『SING SING SING』

コメント
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