ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

はるばる行ったぜ!盛岡

2008-12-08 23:03:20 | 演劇

 はるばる行ったぜ!ってかなり構えて行ったんだけど、なんと、福島から新幹線で2時間弱、ちょっと拍子抜けしてしまった。こんな近かったんだ!なんなんだろう?このはるばる感は。きっと、かつて二度目の学生時代を濃厚に送った盛岡という町、その時間的な隔たり(30年弱)が、空間的な距離感にすり替えられちまったんだかもしれない。ともかく、ここと言わずそこと言わず、歩けば今でさえ胸にこみ上げてくるものの多い町なんだ。

 おっと、用事用事!言わずと知れた東北大会のスタッフ打合会だよ。会場の岩手県民会館の下見を兼ねて生徒4人と出かけてきた。生憎と二年生は修学旅行中、仕方ないので、三年生を急遽照明チーフ、音響サブに仕立てて出かけた。

 事務局から来た事前資料がいまいちわかりにくいものだったし、今回照明プランナーの顧問Nも修学旅行出張中ということもあって、かなり念入りに予行演習をし、緻密に打ち合わせして出かけたが、打ち合わせは、ささっと15分で終わってしまった。なんか言い残したことあるんじゃないか?って心配もあるが、三年生必死でメモとっていたから、多分大丈夫でしょう。

 さあて、会場だが、まず、やたら広い!客席数は一階のみ使っても1200、横の広がりも奥行きも最大級だ。声も最後列までは届きにくい感じだ。次に驚いたのが舞台の広さ、間口10間と聞いていたが、実際には大臣から大臣まで11間もあった。奥行きもやたら深い。置農の芝居だとわずか前四分の一を使うだけってことになる。つまりうちの芝居の奥でもう一つ装置が組めるって感じ。さらに、驚いたのが、ピンスポットがやたら高い所にあるってこと!いやあ、10階建てビルから地上見下ろすってところかな。しかも前面は金網だけでガラスが張っていない!!おっかねぇぇぇぇぇ!うちのぴんさん、高所恐怖症で無くてよかった。おっと、一人で鼻歌口ずさむ癖があるんだった、あいつ。止めろよな、絶対!客席に丸聞こえだから。そして、極めつけはどでかいせりだよ。舞台中央に間口5間?奥行き3間?ほどのせりが組み込まれていて、その底は奈落!結局、装置類はせりを使って舞台に上げるってことになるようだ。これはちょっとない経験だ、おもしろそぅ!

 と、まず、朝6時薄明の中出発した盛岡行きは無事所期の目的を達したわけで、その後、懐かしのじゃじゃ麺『白龍』に行って5人でじゃじゃ麺の中をはふはふとたいらげ、ついでの腹ごなしは桜山神社に参拝、全国大会出場を祈願した。もっとも、一緒に行った女子三人は何を願っていたか、多分、違うこと心の中でつぶやいてたと思う。

 そして、帰校は17:10、もちろん、そのまま部活、大変だねえって?いえいえ、奴らは喰って寝てただけだから、新幹線の中で。そして、僕は、久しぶりじっくりと本を読むことが出来ただけだから。で、その本というのが、これがまた、すごい発見で、・・・・・この続きは、またいつか。

 

コメント
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