イェーイ!ゲネ終わったぜぇ。
なにテンション上がってんだよ、本番前日、ゲネ出来たって、あったりめえだろ。でもなぁ、
いろいろあったからさぁ、ここまで来れて、無感無量なんだぜ。
初めての東京だろ、阿佐ヶ谷だろ、未経験の小ホールだろ、ミニバスに装置も道具も一切詰め込んでの会場到着、途中、土砂降り、さらには東北自動車道、事故で何か所も通行止め、二度も三度も一般道に降りちゃ上がりで、7時間近くかかってようやっと阿佐ヶ谷に到着だ。
ここまでだって、かなり肝を冷やしたってわかるだろうが。そこで初めての照明つり込みから記憶装置なしのフェーダー、音響さんは泡食って、パワーアンプの電源入れ忘れて、音でない!騒動。置農演劇部出身のS君がかつての経験を生かしてくれて、なんとか、明かりもできた、なっ、感動ものだろ。
さらに、役者の一人は仕事があって、別行動、新幹線で夜10時過ぎてやっとこ合流、即、彼女のシーンを通して、11時を過ぎてついにゲネすべて終わった。これだけでもう、やったぜ感に舞い上がろうってもんなのに、
舞台が、ほんと素晴らしい!ともかく面白いんだ、役者が頑張ってくれたから。
命がないがしろにされる時代を的確に突いてる。年寄りは死ねの風潮だろ、国が子作りを煽る嘆かわしい状況、さらには、新たな段階に上がりつつある格差、差別の現実。いやぁ、ここまで、今を撃つ作品になってるなんて、書いた当人も気づいてなかった、って、おいおい。
しかも、お堅くはない。楽しめるシーンが盛沢山だ。大衆演劇だろ、アンドロイドとの末期の酒?だろ、老化防止のダンスもあれば、日本舞踊もあり、K-POPに合わせた珍妙なダンスもある。
いやぁ、サービス精神旺盛だなぁ。これで3000円は、安い!ぜったいめっけものだぜ。
ただ、サンプラーが直前で新しい機器に変わった音響さんだけは、七転八倒!演出に罵倒されつつ、耐えしのいだ。誰だ、演出、パワハラ許さんぞ。
チケットも土曜の昼は満席、その他の2回の公演も8割を超えた。
当日、受付等を手伝ってくれる若い人も無事到着した。
なっ、ここまで来れば、本番は期待以外にないだろ!
ってことで、明日の夜、明後日の昼はまだ席あるから、見に来てくれよ、東京の人たち。損はさせないとおもうぜ、絶対!