ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

虫にも負けず、異常な暖かさにも負けず

2020-11-02 10:55:58 | 畑仕事

 ひどい、ひどい!秋ってこんなに虫がいたか?10月半ばまでモンシロチョウが舞ってるって、おかしいだろ!秋野菜てのはね、虫や病気の害受けないから、放っておいたって、元気に育つ、はずなのにぃ。

 キャベツの虫よけ白寒冷紗だって、早々と取り除けたんだ。大丈夫、秋だもの、って。それが、まさか、こんな風にズタズタに食いちぎられるなんて!レース状、通り越して網になってるもの。それもほとんど素通しの。

 でもまぁ、キャベツはねぇ、ヨトウムシも青虫も好物だから。って、白菜だってズタボロ!

 なんだって。フツウ、食うか白菜なんて!外葉ばかりか、中にまで侵入している。こりゃキムチ漬け、大変だぞ。虫を洗い流し、ふるい落とし、さらに葉の間に分け入って一匹ずつ取り出さにゃいかんぜ。

 もちろん、菜っ葉類は全滅!小松菜なんて茎しか残ってない。さらに驚きは、山形青菜も食い荒らされてることだ。あの辛み成分たっぷりの青菜がだぜ!

 異常な暖かさ!11月に入るも一度として霜も降らない温暖な日々。多分寒さにあって花芽が分化するカリフラワーなんて、異様に巨大化してまるで熱帯植物だよ。

 温暖化に責任おっつけてばかりもおられんな。他の人たちの畑は、それほどひどくもないから。考えられる理由は、早め早めに苗作りして畑に下ろしたことかな。まだ虫たちが元気いっぱいのうちに大好きな食べ物与えちまった。これで大発生したってことかも知れない。野菜たち、初期の生育が良すぎたんだ。虫が少なくなってから、葉を茂らせりゃ良かったのにね。まさか、こんなに暖かい秋が延々続くなんて思わなかったもの。

 それでも、強い野菜たち!

 あの筋だらけの外葉がキャベツを育てている。どうやって光合成してんだ?って不思議なほどだが、少しずつ結球が膨らんで行ってるのさ。青菜も虫食いの葉にお構いなく、グイグイと盛り上がって行っている。大したもんだぜ。やっと到来のちょっぴり寒気、待ってました!って生き生き溌剌だ。

 さすがに虫たちの勝手放題も収まった。この調子なら、なんとかそこそこの収穫にたどり着けるんじゃないか。青菜は霜で辛さが増すまで、キャベツは雪が積もる直前まで、やっとめぐって来た俺たちの季節をたっぷり生かしてくれよな。

 

 

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