もう、いろんなジャンルのランキング、どれもこれもどん底日本!
昨日だかにも、世界租税支出透明性指数(GTETI) ランキング、94位って情報が出てたなぁ。
情報公開度とか仕組みとか事後評価とかを見比べての点数化だそうで、要するに、取るだけはがめつく取るが、その集め方、使い方も、事後反省もまるで不透明だって、話しさ。ちなみに一位は韓国、ネトウヨさんの参考までに。
そんなじり貧日本の中で、ちょっと世界の注目集めたのが、全国高校選手権だ。
えっ、なに、それ?
高校生のサッカー全国大会に大勢の観客が詰めかけてるとか、100回以上の歴史があるってことに世界のサッカーファンから驚きの声が上がってんだってよ。確かに、盛り上がってる、ダイジェスト動画とかチラ見してても、わかる。
ほら、昨年、サッカー日本代表、圧倒的な強さ発揮したろ、16勝2敗1分、48得点10失点。中でも、アジア杯で2月にイランに敗れた後は負けなしだから。
アジアの国々が相手だったから、ってことは差っ引いたとしても、ランキングも15位まで上昇中、驚きの実力アップだぜ。
アジアじゃ敵なし、ヨーロッパリーグに入るべきだ、W杯ベスト8は間違いない、なんて声も聞こえてきて、サッカーファンとしちゃ、ウホホ、顔がとろけそうなんだ。
なんだ、なんだ、なんだって、急に強くなったんだ日本代表?
ヨーロッパの各国リーグで活躍する選手が増えたから、ってのが定番の解説で、それは疑いなしなんだ、が、
ヨーロッパに出ても十分戦って行ける実力を身に着けた選手が排出してるてことで、これも当然、疑問の余地なし。そこで、理由探しは、日本サッカーの育成システムの成功ってところにまでたどり着いている。
そこだ、今日、高校サッカー選手権見てて閃いたのは。
サッカー協会じゃ、育成の柱としてJリーグチームの下部組織運営に力を入れていて、各年代踏んで昇格していくシステムなのだが、その都度振り分けられて、高校進学時に最後の選抜が待っている。選び抜かれた数人がプロへの道の入り口にたどり着く。が、
上位チームに進めなかったいわば2流、3流の選手たちが、仕方なく活躍の場を求めて入学・入部する、それが高校サッカー部、ってことだった。いや、はずなんだ。
これが、いつの間にか高校チームがJリーグ下部チームと競い合うようになってしまったんだ。J1~3の各チームに、下部組織から昇格する者も少なくないが、高校出で引き抜かれるとか、驚いたことに高校卒業と同時に直接ヨーロッパのチームに引っ張られるなんてことも多くなってきたんだ。
まさに高校部活動の勝利!って言えるじゃないか。
ヨーロッパに渡った日本選手が評価されているのは、技術の確かさもあるが、とことん走り切る体力やめげない根性と自分を押さられる周囲との協調性なんだそうだ。
これって、高校の部活で培われてるものの気がするのさ。
この時代、がむしゃらな根性主義は身を潜めたとは思うが、高校生活をとことん捧げ尽くす運動部のあり方ってのは今も引き継がれているんじゃないか。勉強はそこそこでも、スポーツで活躍できれば、プロリーグにも、ヨーロッパにも、大学進学にも進むのが可能となる、この日本的部活動重視偏重?システムが役に立っているってこなんだ。
うん、日本の教育、まんざらじゃない!
て喜ぶのは早いよな、その分、大学教育はスッカスカで学生の知的レベルも低ければ、教授陣の実力も低下して、世界の大学ランキング50に入れるのは東大だけって体たらくと引き換えなわけだからな。で、その日本の教育の体たらくが、日本企業の開発力の不足とか、経済の停滞に繋がっているってえのは、もはや常識だよな。
ってことなんで、周囲に目を向けてみると、日本サッカーの実力上昇は、学力、教育力の低下のひいては日本の国力の衰退につながってるって痛い事実に行き当たる。
サッカー栄えて国弱る!
あぁ、こんなこと認めたくないよなぁ、どっちも実力上位であって欲しいよなぁ、サッカーファンとしちゃ、辛い認識だ。
高校生プレーヤーたち、見事な技を披露してくれてるんだし、文武両道って部活もあるから、ひとまず目をつぶって応援し続ける。そう、今頑張ってる彼らに罪はない。
ここまでの頑張りをぜひ、それぞれの目標達成につなげて欲しいもんだぜ。
でも、日本全体を見つめた時には、やっぱり、国民のスポーツ大好き、運動部礼賛は、見直しが必要だろうな。功成ったスポーツ選手の国会議員、自民党の体のいい人数合わせに使われてるじゃないか、あれじゃダメだよな。
国力はメダルの数じゃない!国民の幸せはW杯ベスト4じゃ達成できない。
にしても、上手いよなぁ、高校生選手!
とんでもねぇゴラッソ、たっぷり見せてくれてるぜ。
さて、決勝戦にはどのチームが上がってくるのかな?
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