ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

太郎の涙?

2024-12-26 10:37:13 | 政治
先週からの話題、
山本太郎が悔し泣き!?

参議院予算委員会で、能登への自衛隊派遣を懇願するも、石破首相の、塩なんてはるかに超えた唐辛子対応に、解散後、あまりの悔しさに、さすがの山本太郎も涙をこらえつつ退室した、なんて憶測が飛び交っていた。

ほんとなの?

気にしたのは支持者ばかりじゃなかった。コロナ休養中の大石あきこも半ば思いやり、ちょっぴりからかい気味に、問いただした。
これ、臨時国会閉会後の不定例記者会見の1シーン。

で、太郎の回答。泣いてません!
でも、うるっとなった。はっ?

その事情。質問の最中に"そうだっ"との強い賛同の声が上がった、なんと自民党席から。

閉会後も石破に頭を下げ続ける山本太郎、すげなく素通りする総理。
その後から、たしなめるように?慰めるよう?声をかけて来た初老の委員、自民党の議員。



いつものパターン、「ルールを守れよ」とか「言葉に気をつけて」とかって、先輩風吹かした嫌みを言ってるんだろうな、って見ていた。辛いねぇ、山本太郎、泣くなよ太郎、まだまだ孤立無援だが、俺たち付いてるからね。それが委員会中継動画を見た支持者のあらかたの印象だったはず。ところが、

衝撃の事実!?

寄って来た議員がかけたのは、自分の出身も能登、太郎の質問、提言、食い下がり懇願に感謝の気持ちを伝えに来たんだって。笑顔の中で、顔を歪ませ、目を潤わせ、声も震える初老の委員の姿を見て、太郎もついもらい泣き、いや、もらいうるっと!をしてしまったとのことだった。さすが太郎!

そう、総理独裁の感が強い自民党だけど、個々には、異論や違和感を抱えている議員もいるってことだ。特に、能登の無為、放置に対しては、強く怒りを感じている党員がいたとしても不思議はない。あるいは、財務省の反国民姿勢とかにも、かな。そんな不満が、つい太郎の質問への賛同の掛け声、そして、労い感謝の言葉となったってことだ。

よく言われることだが、かつての自民党はこんな一枚岩じゃなかった、執行部の方針にも真っ向から反対する勢力、党員たちがいた。
自党森内閣の不信任案に賛成しようと叛旗を掲げた加藤の乱、郵政民営化に徹底抗戦した議員たち、誤りと信じた執行部方針には党を割ることさえ辞さない気概を持っていた、それが自民党の幅の広さの証しであり、強さの秘訣だった。だが、

安部が築き、菅が仕上げた雁字搦めの一強体制、首相独裁。官僚への支配貫徹。人の意思や考えを、選挙や昇進で操り意のままにする、そんな無理、理不尽がじわっとほころび始めているのかもしれない。先の衆議院選挙での大敗も、議員を駒としか扱わない党の姿勢がもろさを発揮した部分もあったのかもしれない。

もっと一人一人が自由に意見を言い合い、闘い合う党内環境を取り戻さないと、自民党はますます衰退して行くぞ。今じゃ、文句言ってるのは安倍の残党、極右よりばかりだもの、って、

自民党の解党の危機を心配してやる必要なんてないんだった。
どうぞ、どうぞ、今のその硬直した姿勢に固執して弱体化を続け、消滅に突き進んでくれ。
その方が日本のためだからな。




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