ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

またまたまた全国出場

2009-12-19 10:58:18 | 教育

 全国高校生パンコンテストって知ってるかな?

 静岡県伊豆の国市主催のコンテストなんだ。高校生にオリジナルのパン作りを競わせる大会だ。日本におけるパン作り発祥の地なんだって。ほら、あの江戸時代の兵学者?江川担庵が事の起こりなんだそうだ。きっと新しもの好きだったんだろうね。パンも作ったらしい。で、今はやりの地域起こしに担ぎ出されたってこと。

 今年で四回目になるこのコンテスト、置農からは初めての応募だったけど、見事三年生女子が全国大会の切符を手に入れた。231分の20!うん、よくやった!お見事!確かに彼女の作品はユニークで見た目も味もなかなかのもんだった。だから、多分行けるよな、って思っていた。

 作品名は『トマトピエロ』パンの中央に飾ったミニトマトの蜂蜜漬けがいかにもピエロの鼻を思わせるのでこの命名となった。味の方は、・・・・・これは大会前なので企業秘密だね。間違いなく美味しい、とだけ言っておこう。

 それにしても何でミニトマトなの?実は、このコンテスト、作品製作の条件が伊豆ニューミニトマトを使うことってことなんだ。うーん、なかなかやる!高校生のパン作りで町の宣伝して、ついでに町の特産品もピーアールしちまおうてんだから。参加した高校生、みんな苦労したと思うよ、ミトマトとパンだもの。どう組み合わせるの?ピザみたいなトマトソースじゃありきたりで多分だめだろうしね。

 大会は2月初め。ここで入賞すると地元のパン屋さんで商品化されるってことなので、これもまた楽しい。仕込みからこね、成形その他、すべて手作業でやってきたので、本番でもそうさせるつもり。じっくりと練習を重ねて上位入賞を狙ってほしいと思っている。

 今年はパン作りの特訓で新年が始まるってことだな。

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東京町田公演、今年も大好評!

2009-12-16 21:40:14 | 演劇

 東京町田公演、帰ってきました。菜の花座公演の翌々日の東京公演旅行!いやあ、我ながら頑張るねぇぇ!!おっと、顧問Nもだけどね。一泊二日で2カ所の公演。もちろん、演目は食育子どもミュージカル『ごちそうさま!は秘密のタカラ』。昨日は本町田小学校、今日が成田中央小学校での公演だった。

 どちらの小学校の児童たちも昨年に引き続きということで、とっても楽しみにしていてくれたようだ。反応は上々の上だった。最初から笑いが爆発!ピーマンが会場に飛び込むシーンなど、大騒ぎとなって、キャーキャーワーワー!部員たちはどう収拾してよいのか途方にくれる有様だった。受けた時に間を取ってから始めるなんて技、さっぱり知らない役者たちなので、観客の大騒ぎを無視して次に進んでしまう、なんて失敗もあった。学ぶこと多かったよなぁ。

 先生方の反応もなかなかだった。本町田小学校など放課後ということもあって、バスが出発するまで全員の先生方が外に出て送ってくださった。ありがたいことだった。感激だった。感激と言えば、成瀬中央小学校ではフィナーレで期せずして手拍子が起きた。これが最後の公演だったってこともあって、ちょっと目頭がじーんとなってしまったね。

 そして、校長先生の最後の言葉、来年も来てください、今度は町田中の小学校で上演してください。本当に嬉しいお言葉だった。さて、来年は行けるのかな?予算付くのかな?おっと、その前に、今年を上回る作品作れるのかな?さあ、次回作に向けて頭悩ます時が始まったゾ!

 高校生にとってあり得ない貴重な公演旅行、応援してくださった皆さん、心より御礼申し上げます。

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『Zenmai』公演終わる

2009-12-14 12:17:46 | 演劇

 相変わらずだよ、駆け込み乗車!前日までにリハ終えて、当日は午前中にゆったりゲネを、なーんて思惑、簡単に吹っ飛んだ。まっ、予想できたことだけど。だって、照明シーンが60以上、つり込む灯体が目一杯って有様だもの、サクサク終わるなんて考えられない。

 なので当日、ぎりっとねじを巻き込んで、メイクと着付けは1時間、残ったリハを大急ぎでぶっ飛ばして、開場直前ようやっとゲネプロを終えることができた。もちろん、昼食は30分。スタッフさん慌ただしくてごめんなさい。

 そんなすったもんだの幕開けだったけど、まずは大きなミスもなく、ってことは小さいミスはたくさんあったけど、無事終了することができた。めでたし!めでたし!!

 こんなてんてこ舞いはいつものことなんで、なんかもう麻痺したのか、危機感もそれほど無くなってしまった、いかん!慣れはいかん!!とは言うものの、やはり団員の力が確実に上がってきているので、そこそこに準備できれば、なんとかなるって状況にはあるってこと。

 さて、この舞台の評価ってことだが、・・・・・

 かなり力を入れて取り組んできた割には、どうもやり終えたという達成感がない。役者もスタッフも精一杯頑張っていた。特に主役の若手3人は、熱演だった。出来も悪くなかった。でも、僕の方は、本番の舞台を見ながら、のめり込めないもどかしさを感じ続けていた。

 思ったように演出できなかったという後悔もある。舞台効果で見込み違いもあった。キャスティングが万全だっか?なんて疑問も浮かんできた。でも、一番の違和感は、やっぱり、この作品を僕自身、理解しつくしていないってことなんだな。何度も何度も読み込んで、それなりに解釈をして芝居作ってきてはいたんだけど、とことん納得するってとこには至っていなかった。そのことなんだな。

 ストーリーの展開も、せりふの言葉も、僕の持っている世界とはかなり異質な部分がある脚本だった。だから、やりたかったし、敢えて挑戦したわけだけど。この異質さが最後の最後まで宿題のように残ってしまった。

 理解できないもの、なんでやるんだ!って追求されれば、ちょっと辛いけど、だからこそ、やらなくちゃいけないんじゃないかとも思う。自分のためにも、団員たちのためにも、地域のためにも、おっと、これは差し出たことか。

 僕の世界なんてちっぽけなものだ。ずいぶんと偏ってもいるだろう。わからない世界、異質な言葉、突拍子もない演劇、いくらでもある。それらを避けて通ってはいけないじゃないかって思うんだ。常に自分を疑うこと、どこまでも新しいことを追い求めること、挑戦すること!

 そんな色気や野心を失ったら、そんときは、演劇の世界からご退場!ってことなんだよな。

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プログラム印刷中

2009-12-09 00:14:41 | 演劇

 今、このパソコンの両側では、二つのプリンターがキコキコ言いながら仕事を続けている。ちなみに機種はCanonMP610とCanonix5000だ。まっ、それはどうでもいいんだけど。要するに左側でA3サイズの原稿を印刷し、右側ではA4サイズをプリントアウトしているってこと。そう、A3とA4の裏表で6ページ、これが今回第21回菜の花座公演『Zenmai』のプログラムだ。

 昨日は夜中の1時まで印刷作業。朝も起きればプリンターを動かして・・・でも、まだ終わらない!こんなことなら印刷屋に頼めば良かったか?って後悔もわき上がってくるけれど、やっぱ、金がねぇぇぇぇ!いや、自分で印刷したって結構インク代かかるんだけど。でも、半額以下って魅力には敵わない。

 菜の花座のポスター、パンフレットはこれまでいつだって、きっちりとした仕上げのもので通してきた。ちゃちなのは嫌い!っていう僕のわがままのせいもある。おっと、また、インク切れ!ああ、また1000円!!泣くならやるなよ!そりゃそうなんだけど、ポスターやプログラムってとっても大切だと思うんだ。ポスターを色紙に黒インクなんかで作り始めたら、もう終わり!って思う。

 何故か?芝居って金銭を超えた世界だって思うから。非日常の出来事だって思うから。そうでしょ、演劇を見に劇場に足を踏み入れるってなんかどきどきしませんか?ちょっと足取りが気取ってぎこちなくなったりしませんか?そうなんだよ、この感覚、大切なんだ。だから、プログラムもカラー印刷にこだわる。

 昨年の文翔館公演でもこのことではこだわり通した。内容がよければそれでいいってもんじゃないんだ。おーっと、またまたインク切れ!!早いよ、早すぎだよ!!また、1000円って言うなよみっともない!要するに、しっかりしたポスターとチラシがお客さんを安心して劇場に誘い、見応えのあるプログラムが満ち足りた時間を保証するってことなんだ。って、言っても肝心の芝居が詰まらなくちゃだめだよね。さあ、団員の皆さん!プログラムしっかり作っているからね、後、君たちの出番だよ。

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置農演劇部、助っ人ありがとう!

2009-12-04 21:26:33 | 教育

 これまで菜の花座の公演に、高校生が関わったことは一度しかなかった。そのたった一度の例外は、当人のたっての願いからだった。高校三年の思い出にぜひアマチュア劇団の舞台を踏みたいって拝み倒されて、仕方なく実現した高校生キャストだった。

 今回は、うーん、残念ながら、こっちからお願いせざるを得ない状況なんだな、これが。まずは、照明。チーフのジュンコさんがどうしても前日の仕込みと明かり作りに出られないってことで、置農演劇部三年の照明担当タカヒロに頼むことになった。仕方ねえな、って思っていたら、今度は副舞台監督が参加見送りってことで、これまた置農から舞台監督経験者のシュウヘイをたのむことになった。リハーサルも夜遅くまでなるし、大人の中に高校生は入れたくないって気持ちは満々なんだけど、なんとも仕方ない。

 でも、こうやって頼めるようになったってことは、実は置農演劇部の力が着いてきたってことの証明でもあるわけだ。助っ人頼んで、それなりに仕事ができるってことなわけだから。タカヒロは専門学校進学で照明の道に進もうとしているってこともあるしね。彼の勉強にもなる。

 で、そうか、3年生も舞台作りに参加するんなら、下級生のスタッフ志望の生徒にも一緒に体験してもらおうか。てことで、今日、来てみる?って聞いてみたら、行きます!って心強い返事!!いいねぇ、その意欲!その熱意!!そうなんだ、照明の仕事に直に関われるなんてそうそうあるわけじゃないんだから、貴重な機会はしっかりとつかんでくれなくちゃね。うん、来年の照明スタッフも心強いぞ!

 そうやって、一人また一人と演劇にのめり込む生徒が増えていく。これなんだよ。これが演劇部の実力アップってことなんだ。休みがなくたっていい。夜遅くなったっていい。仕事を覚えたい。先輩の技を盗みたい。そういうがむしゃらな熱中が、次々と感染して演劇ウィルスが演劇部全体に広がっていく。それが力なんだよな。

 置農演劇部、頼もしいぜ、助っ人!よろしく頼む!!そして、菜の花座の皆さん、そんな高校生に恥ずかしいとこ見せないでよね。舞台でも楽屋でも!

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