ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やってみにゃわからん!

2012-05-12 22:04:14 | 地域文化
 今年最初のこまつ市、てんてこ舞いだった。

 販売の方は、生憎の雨と風で最悪コンディションにもかかわらず、順調そのもの、30分ですべて完売した。それは良かった、が、今日はもひとつ、新企画があったんだ。開発中の新製品「紅大豆煮物中華まん」の試食デビューだ。

 紅大豆はなんて言ったって、煮物が一番!ほんじゃそれを中華まんにしちゃえ!ってことで1年かけて研究開発を進めてきた。生地の配合をどうするか、中身の煮物をどんな具合に仕上げるか、何回も試作を繰り返し、ようやく、これなら!っていうレベルまで仕上がった。

 で、今日の試食デビュー。昨日作って冷凍してあったものを、朝市の会場で蒸し器を使ってほっかほかを食べてもらおうって考えた。朝市の始まる前から学校に寄って、試作品と蒸し器、それにカセットコンロを持ち出して、準備した。

 まず、最初のあたふたは、コンロの不調!何故か点火しない。チャッカマンを使ってつけてみてもダメ。大慌てで学校にとって返し、別のコンロを持ってきて着火、今度はどうにか付いた。ところが、待てどくらせど、蒸気が上がってこない。強い風の影響で熱が横に飛ばされちまってたんだ。

 弱った、困ったと悩んでいたら、新製品を試食したいと待っていてくれた町長が、風よけにと缶の蓋を持ってきてくれた。それでも、カセットだからね、弱いんだ、火力が。生徒たちと風上に立って必死で風を防ぐこと20分、ようやくにして蒸し上がった。

 でも、もうお客さんはほとんど帰った後。仕方ないので、役場の担当者や市の出展者の皆さんに試食してもらった。感想は概ね良好、美味いって反応が多かった。でも、紅大豆が少ないとか、鶏肉が多すぎるなどの意見もあった。ここらを手直しして、6月は再度挑戦だ。

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キャラクター撮影会

2012-05-05 21:31:42 | 演劇
 米沢市児童会館での『アーダコーダと魔女ナンダ』公演。朝の7時過ぎから立て込みだった。児童会館のこどもの日行事は盛りだくさん!置農のミュージカル公演の他に「だがしや楽校」や小学校吹奏楽部演奏会など、分刻みで入っている。その合間を縫っての立て込みリハーサルってことで、長時間にわたる公演準備になった。

 そんじゃ仕上がっていない衣装の仕事も同時進行でやってしまおうと、控え室にはミシン三台を持ち込んだ。役者たちがリハや通しをやってる最中、衣装班はミシンにかかり切り!14:10の開演までになんとか二着を作り上げた。よく頑張った!でも、残り三着が失敗!以前の失敗を反省できていないと、こっぴどくごしゃかれた。って、僕がびしゃいたんだけど。

 公演の方は、一昨日よりは数段ましにはなった。セリフの詰まりや飛ばしはほとんど無かったって言う点では。でも、セリフに力がまるでない。早口だったり、語尾が消えたり、お客さんに届かない部分がかなりあったんじゃないだろうか。ダンスにもメリハリがない。そのくせ、結構納得してしまっていたりする。要するに役者一人一人の到着目標が低く過ぎるんだ。て、言うか、見えないんだろうな、自分のパフォーマンスが。まだまだ厳しくダメだしをしていく他ないだろう。

 この米沢児童会館での反応は、作品に対するシビアな評価の一つなんだ。ここの場合、置農演劇部や食育ミュージカルに期待を持って見に来ている人はほとんどいない。たまたま児童会館来てみたらやってた、どうする?見てみる?って入場する子どもたちや親子連れがほとんど。しかも隣の空間ではバルーン広場、外では綿飴屋さんや米工のミニ機関車試乗会なんかもある。気に入らなければすぐに出て行ってしまう観客たちなんだ。さらに、子どもたちが甘えやすい親子連れ。こうなると途中入場、途中退場は覚悟せざるを得ない。この途中退場の数が、公演に対する無言の評点になるってことなんだ。
 
 で、今日はどうだったか?土壌微生物に腸内細菌、話し、難しいよなぁ!きっと出て行く子たち多いだろうな、って半ば覚悟していた。ところが、ところが、途中退場はほとんど無しだった。ってことは、面白かったってことかな?善玉菌の応援シーンでは何人かの子たちが立って応援してくれたしね。フィナーレでは拍手も起きた。作品の出来としは、まずは合格ってことなんだろう。よかった。さらに磨きをかければ、良い作品になっていくってことだろう。

 さて、今日のほほーっ!は、終演後の撮影会だった。会館スタッフから記念写真を撮りますと言われていたので、てっきり観客全員とメンバーとの集合写真なのかと思ったら、なんと、子どもたちが気に入ったキャラクターと一緒に写真を撮るってものだった。キャラクター撮影会だよ。なるほどなぁ!子どもたちには、登場人物はキャラクターなわけだ。魔女なんか可愛いしね。撮影を求められなかったキャラクターが可愛そうかな、なんて思いもないわけじゃなかったけど、まっ、これもいいかも。見てくれた子どもたちの心の中に、くっきりと劇中のキャラクターがしまい込まれた証拠なんだから。さらに、お母さんたちのデジカメや携帯の中にもしっかり取り込まれたわけだしね。こんな役立ち方もあっていいよな。

 よし、これ次回から使わせてもらおうっと。ってことで、写真は、立って応援してくれた子どもたち。と終演後の撮影会の様子。



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仕上がり未だし:『アーダコーダと魔女ナンダ』

2012-05-03 18:39:12 | 演劇
 『アーダコーダと魔女ナンダ』三回目の公演は南陽市沖郷公民館だった。玄関前にはピザ屋さんやカレー屋さん、クレープのお店なんかが並び、気合い入ってる!さらに奧では手作り雑貨の店やバルーンアートの人たちなんかも居て、こんな凄い催しだったなんて思わなかった。主催者さん、ごめんなさい。

 それにしても、雨だよ。高畠では相当の吹き降りだったから、ずぶ濡れ覚悟でトラック引っ張っていったんだけど、演劇部の奇跡とまでは行かないものの、玄関前の軒先もあったりして搬入搬出ともに濡れずに行えた。って言ったって、お客さんはねぇ、この荒天で、5割は減ったに違いない。

 それでも、ありがたいことに、置農公演には続々と集まって来てくれて100人を越す観客となった。面白いのはお年寄りの多いこと。去年の『演歌ショー』を見てくれた老人大学の人たちが見に来てくれたんだ思う。子どもたちより多かった。お年寄りは、本当に温かいよね。どっちかって言えば、失敗の公演なのに、拍手、拍手で声援を送ってくれた。

 そうなんだ、今度こそ、と意気込んで臨んだはずの舞台なのに、そこら中ミスだらけ、もう穴があったら入りたいって心境だった。ともかく、セリフが入ってない!ってのは絶対に言い訳できないことだ。何度も止まるし、先に飛ぶし、前に戻るし。歌だって歌詞を覚えていないの見え見え。

 決定版に向けて新しく新調する衣装も結局、間に合わなかった。それを作るために稽古が不足したって点はたしかにあるけど、やっぱり一人一人の自覚だ。全体に甘いのだと思う。1年1年、上を目指して要求が高くなっているには違いないが、それはいつの年だって同じことだ。前年踏襲なんてことはやったことはない。終演後のミーティングでも、お客さんから褒めてもらったと喜び合っていた。よく言えば楽天的、実態は、甘い!甘いの一言につきる!!

 この適当さ、これから公演を重ねて直って行くものだろうか。それを矯正していくのが顧問の役割には違いないんだが。

 なかなか進まない衣装作りの中で、今回若干手直しができたのが、脂肪たち。帽子の裾を大きくしたので中に来ているシャツは見えなくなった。でも、まだ手の部分は未完成。




 
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 そうそう、積み込み終わってミーティングしていたら、クレープ屋さんが全員にクレープをプレゼントしてくれた。「脂肪になっちゃう!」と言いつつも、みんな嬉しそうに美味しくいただきました。ごちそうさまでした。




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驚きの菜の花座!

2012-05-01 23:54:30 | 地域文化
 いやぁぁぁぁぁぁぁ、驚いた!

 今日、稽古場に顔を出したら、なんと男の顔ばかり。むさ苦しいのが5人もぞろっと並んでるじゃないか!これ、ぜったい史上初の出来事だよ。菜の花座始まって依頼の珍事だ。僕も数えれば6人だから。

 逆はまあ、しょっちゅうあったような気がする。女社会だから、アマチュア演劇界は。いいや、観客だって女上位。だから、カフェバンバだったわけだし。置農演劇部だってそうだ。男が結構いる今だって7:3だもの。

 何がおこったんだ?菜の花座。18歳の高卒から20代後半、50代、60代と、けっこうバランスいいじゃないか。さらに、ここに40代が見学に来るって言うし、置農新顧問のKも入団予定だ。こりゃ一つ男の芝居を書かなきゃならんのじゃないか?

 女はいいよ、もちろんだよ。でも、男もいい、役者としては。どうころんでもコミカルだもの。やっぱ、男は馬鹿だから。しかも、集まった男たちの誰もが生活臭くていい。土の臭いや機械油の臭いをぷんぷんまき散らしている。頑張っているようで、どこか頼りなげなとこもいい。

 いずれにしても、菜の花座として表現の幅が飛躍的に広がった。書く方としては嬉しい限りだ。集まる人間も、芝居が好きで寄ってくるって人たちが中心になってきたし、うーーーーん、菜の花座、上昇機運にあるよ。


 

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