ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

仕上がり未だし:『アーダコーダと魔女ナンダ』

2012-05-03 18:39:12 | 演劇
 『アーダコーダと魔女ナンダ』三回目の公演は南陽市沖郷公民館だった。玄関前にはピザ屋さんやカレー屋さん、クレープのお店なんかが並び、気合い入ってる!さらに奧では手作り雑貨の店やバルーンアートの人たちなんかも居て、こんな凄い催しだったなんて思わなかった。主催者さん、ごめんなさい。

 それにしても、雨だよ。高畠では相当の吹き降りだったから、ずぶ濡れ覚悟でトラック引っ張っていったんだけど、演劇部の奇跡とまでは行かないものの、玄関前の軒先もあったりして搬入搬出ともに濡れずに行えた。って言ったって、お客さんはねぇ、この荒天で、5割は減ったに違いない。

 それでも、ありがたいことに、置農公演には続々と集まって来てくれて100人を越す観客となった。面白いのはお年寄りの多いこと。去年の『演歌ショー』を見てくれた老人大学の人たちが見に来てくれたんだ思う。子どもたちより多かった。お年寄りは、本当に温かいよね。どっちかって言えば、失敗の公演なのに、拍手、拍手で声援を送ってくれた。

 そうなんだ、今度こそ、と意気込んで臨んだはずの舞台なのに、そこら中ミスだらけ、もう穴があったら入りたいって心境だった。ともかく、セリフが入ってない!ってのは絶対に言い訳できないことだ。何度も止まるし、先に飛ぶし、前に戻るし。歌だって歌詞を覚えていないの見え見え。

 決定版に向けて新しく新調する衣装も結局、間に合わなかった。それを作るために稽古が不足したって点はたしかにあるけど、やっぱり一人一人の自覚だ。全体に甘いのだと思う。1年1年、上を目指して要求が高くなっているには違いないが、それはいつの年だって同じことだ。前年踏襲なんてことはやったことはない。終演後のミーティングでも、お客さんから褒めてもらったと喜び合っていた。よく言えば楽天的、実態は、甘い!甘いの一言につきる!!

 この適当さ、これから公演を重ねて直って行くものだろうか。それを矯正していくのが顧問の役割には違いないんだが。

 なかなか進まない衣装作りの中で、今回若干手直しができたのが、脂肪たち。帽子の裾を大きくしたので中に来ているシャツは見えなくなった。でも、まだ手の部分は未完成。




 
Photo




Photo_2


 そうそう、積み込み終わってミーティングしていたら、クレープ屋さんが全員にクレープをプレゼントしてくれた。「脂肪になっちゃう!」と言いつつも、みんな嬉しそうに美味しくいただきました。ごちそうさまでした。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする