ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

キャラクター撮影会

2012-05-05 21:31:42 | 演劇
 米沢市児童会館での『アーダコーダと魔女ナンダ』公演。朝の7時過ぎから立て込みだった。児童会館のこどもの日行事は盛りだくさん!置農のミュージカル公演の他に「だがしや楽校」や小学校吹奏楽部演奏会など、分刻みで入っている。その合間を縫っての立て込みリハーサルってことで、長時間にわたる公演準備になった。

 そんじゃ仕上がっていない衣装の仕事も同時進行でやってしまおうと、控え室にはミシン三台を持ち込んだ。役者たちがリハや通しをやってる最中、衣装班はミシンにかかり切り!14:10の開演までになんとか二着を作り上げた。よく頑張った!でも、残り三着が失敗!以前の失敗を反省できていないと、こっぴどくごしゃかれた。って、僕がびしゃいたんだけど。

 公演の方は、一昨日よりは数段ましにはなった。セリフの詰まりや飛ばしはほとんど無かったって言う点では。でも、セリフに力がまるでない。早口だったり、語尾が消えたり、お客さんに届かない部分がかなりあったんじゃないだろうか。ダンスにもメリハリがない。そのくせ、結構納得してしまっていたりする。要するに役者一人一人の到着目標が低く過ぎるんだ。て、言うか、見えないんだろうな、自分のパフォーマンスが。まだまだ厳しくダメだしをしていく他ないだろう。

 この米沢児童会館での反応は、作品に対するシビアな評価の一つなんだ。ここの場合、置農演劇部や食育ミュージカルに期待を持って見に来ている人はほとんどいない。たまたま児童会館来てみたらやってた、どうする?見てみる?って入場する子どもたちや親子連れがほとんど。しかも隣の空間ではバルーン広場、外では綿飴屋さんや米工のミニ機関車試乗会なんかもある。気に入らなければすぐに出て行ってしまう観客たちなんだ。さらに、子どもたちが甘えやすい親子連れ。こうなると途中入場、途中退場は覚悟せざるを得ない。この途中退場の数が、公演に対する無言の評点になるってことなんだ。
 
 で、今日はどうだったか?土壌微生物に腸内細菌、話し、難しいよなぁ!きっと出て行く子たち多いだろうな、って半ば覚悟していた。ところが、ところが、途中退場はほとんど無しだった。ってことは、面白かったってことかな?善玉菌の応援シーンでは何人かの子たちが立って応援してくれたしね。フィナーレでは拍手も起きた。作品の出来としは、まずは合格ってことなんだろう。よかった。さらに磨きをかければ、良い作品になっていくってことだろう。

 さて、今日のほほーっ!は、終演後の撮影会だった。会館スタッフから記念写真を撮りますと言われていたので、てっきり観客全員とメンバーとの集合写真なのかと思ったら、なんと、子どもたちが気に入ったキャラクターと一緒に写真を撮るってものだった。キャラクター撮影会だよ。なるほどなぁ!子どもたちには、登場人物はキャラクターなわけだ。魔女なんか可愛いしね。撮影を求められなかったキャラクターが可愛そうかな、なんて思いもないわけじゃなかったけど、まっ、これもいいかも。見てくれた子どもたちの心の中に、くっきりと劇中のキャラクターがしまい込まれた証拠なんだから。さらに、お母さんたちのデジカメや携帯の中にもしっかり取り込まれたわけだしね。こんな役立ち方もあっていいよな。

 よし、これ次回から使わせてもらおうっと。ってことで、写真は、立って応援してくれた子どもたち。と終演後の撮影会の様子。



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