全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

762mm

2006-08-12 06:41:33 | 全英連参加者 2006

【2月のDMVのエントリ以来久しぶりの鉄道ネタ】

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 三重・三岐鉄道
 三重県桑名市といなべ市間約20kmを結ぶ三岐鉄道北勢線に、4日、1914年の開業以来初めて、悲願だった冷房車両がお目見えした。
 同線の軌道幅は762mmで、新幹線のほぼ半分と狭い。全国的にも珍しい小型車両のため、冷房化は技術的に難しかった。
 乗客増加策の切り札として、総額4億円をかけて実施。

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 この鉄道は、軽便鉄道として敷設された路線。現在でも開通当時のままの762mm軌間(レール幅)。
 日本に残る数少ないナローゲージの路線である。様々な経歴を経て近鉄の路線となっていたが、累積赤字により近鉄が廃止の意向を打ち出したため、2003年(平成15年)4月1日地元自治体の支援により三岐鉄道が経営を継承した。

 762mmねえ。狭い。ものすっごく狭いと思う。
 お習字で使う半紙(幅257mm)を縦置きにして、それを横に3枚並べるとこの幅になる。そんな狭い幅のもののうえに電車の車両が乗っている。。。ある意味すごい話だ。
 新聞記事のなかでレール幅が新幹線の約半分と書いてあった。新幹線は1435mmである。これだって、ちょっと信じられない幅だろう。この上に車輪・車両が乗り、その車両は長さ25m、幅3.38m、高さ4.485mである。これが乗客を乗せて時速240kmで走るのである。話がずれてきたが、もっと世界に自慢していいすっごい技術である。

 QUIZ 何で1435mm?
 一説によれば、ローマ帝国時代の轍(わだち)のついた道路にまで起源をさかのぼることができるともいわれているそうだ。馬車・戦車の車輪の幅だったのかな?


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