全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

東和大…その影響は遠く埼玉にも?

2006-08-24 17:35:31 | 気になる 大学研究

24日(木)、朝、こんなニュースが飛び込んできた。(毎日)

【東和大 学生確保難しく、2009年度末に廃校】

 東和大。。。埼玉県に附属高校がある。確か、埼玉純真女子短大も系列校だ。
 その東和大(工学部単科大学:福岡市)を運営する福田学園が、来年度の募集停止を正式に決め、文部科学省に報告していた。在校生が卒業する2009年度末(2010年3月)をもって事実上廃校となる。

 理由
 「学生募集に向け改善のめどが立たない」(東和大)

 文部科学省
 経営上の問題で4年制大学が廃校になるのは極めて異例。

***** *****

 毎日新聞の報道を見て、その他の情報を得るため、Googleでニュース検索をしてみた。地元新聞などのウェブサイトによれば、同学校法人は、文系学部設置や学校名変更を考えていたようだが、学内調整等が上手くいかないで、Give Upすることになったようだ。
 びっくりしたのは、東和大には今春、定員160人で約140人が入学していること。この数字が本当ならば、充足率は90%近いことになる。それでも、今後も十分な学生数確保は困難とみて募集を停止するという。単科大学ではこれだけの充足率でもダメかもしれないのは、高校教師としても見逃せない。そして、県内に短大を持っていることも見逃せない。

***** *****

 ウェブサイトに毎日新聞6月26日(西部朝刊)の記事が残っていた。それによれば、この学校法人は昭和31年に設立された純真女子学園が前身。福岡市南区に東和大、純真女子短大、東和高校・中学など、埼玉県内に埼玉純真女子短大、昌平高校を持っていること、過去、定員を大幅に上回る学生を入学させるなど経理や運営が不適切として、文部科学省と日本私立学校振興・共済事業団が2003年度まで約20年間、補助金を交付しなかったことが書いてあった。
 また、地元放送局であるRKB毎日放送のストリーミングニュースを見たら以下のことがわかった。
 ・福田学園は昨年度赤字経営に転落したこと(1億円)。
 ・大学の教授会が、改革に取り組む姿勢を持っていないと教授会を批判していること。
 ・状況が改善されれば学生の募集を再開することもありうるとしているが、このまま募集がなされなければ、東和大学は在校生が卒業する2009年度で廃校になる可能性があること

 要チェックだ。


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ナガセ 進学塾「四谷大塚」を買収

2006-08-24 06:19:00 | 気になる 大学進学

 「ナガセ」という会社が、「四谷大塚」を「子会社」化する。。。19日朝のニュースで取り上げられていた。早速ネットでニュースを検索したところ、毎日のニュースサイトで詳しく報道されていた。

 『大学受験予備校「東進ハイスクール」などを運営するナガセ』
 東進ハイスクールって、学校法人じゃなかったんだね。
 『中学受験指導の進学塾・四谷大塚(東京都中野区)の全株式を10月2日付で取得し、完全子会社化することで基本合意』
 四谷大塚も運営は株式会社だったわけね。

 四谷大塚のウェブサイトを見てみら、1954年設立の進学塾運営会社。毎日によれば、ナガセは子会社化後も中学受験指導でブランド力のある「四谷大塚」の塾名は変えず、首都圏を中心に現在15校ある拠点はすべて残す方針だそうだ。

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 予備校も生き残りに必死だ。研数学館のことを思い出した。
 研数学館は明治30(1897)年に開校した日本最古の予備校。長い間、予備校を運営していたが、予備校自体は平成12(2000)年に廃止した。
 現在は教育ジャーナリストとして活躍中(なのかな)の豊島継男さんがいて、おもしろい大学(入試)分析をしていた。ずいぶん参考になった。教育内容もそれなりに定評があったが、大規模予備校には勝てなかった。東進はその轍を踏まないように、動いたわけだね。厳しいなあ。

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 数学館創立当時の基本にある『数理を研き宇宙を開く』の考えに基づき理学研究者への支援活動にのみ活動を限定し、財団法人の公益法人としての使命を果たしている。(同法人ウェブサイトより)


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