11月。10月から始まった、専門学校の推薦入試や大学・短期大学のAO入試の合格者が、ちらほら出始めている。めでたいことである。でも、不愉快なことがある。
受験に向けて、僕たち教師は仕事で論文指導、面接指導をしている。仕事だから当然といえば当然だが、その負担は半端なものではない。生徒たちの面接指導一つとっても、担任・副担任・学年外の教諭、特定の専門分野(たとえば特定の教科など)については各教科担当、スポーツ関連分野であれば部活動顧問等々、学校で持ち得る人的資源すべてを傾注して生徒の受験準備の応援をする。これはこれで仕事だからいいとしよう。
合格が決まる。担任であれば校長・進路部経由で合格の連絡が入る。また、生徒からも報告が(ほとんど)来る。報告がない場合もある。よそのクラスの生徒からは、現在の3年生は連絡はほとんどない。ほぼゼロである。自分だけかと思ったら、他の担任も似たようなものである。「ありがとうございました、お世話になりました。」の一言もない。僕はこれはおかしいと思う。こんなのどう考えても変だ。言葉はきついがバッカじゃなかろうかと思う。
僕の考えは間違えているだろうか。
これは学校で教育することなんだろうか。指導をしてもらった先生に、合格したら報告に行きなさいなんて、わざわざ言わないとわからないんだろうか。僕は高校3年生にもなってわからないのは、やっぱり異常だし、ある意味、寒気のすることだと思う。ここまで学校が指導しなければならないのだろうか。
これって、家庭の仕事だろう。
僕はそう考えているのだが。どうだろうか。。。