全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

授業見学

2006-11-14 06:20:54 | 教師の仕事 2006

 勤務校は現在、管理職による授業見学週間(3週間)である。

 以前から教師の自己評価に対して評価をするのなら、教師の基本は授業なんだから、管理職として校長は授業見学をするように、招待・要請・要求・脅迫してきた。職員会議で来てくださいとお願いしても、見に来てくれないということは、見る価値のない授業(&見る価値のない教師)だと思っているからですよ、と断言までしていた。今年ようやく管理職(校長&教頭)が全教員の授業を見て回ることになった。いろいろ校内調整が済んだということらしい。でも、3週間で50人以上の授業を校長+教頭のチームで見て回る。かなり大変である。

 管理職による授業見学。これを労働強化と見る向きがある。まあ、自己申告自体も問題視する向きもある。僕は前者はそうは思わないし、後者も問題視してはいない。ただし、校長の判断が常に正しいとも思わないので、その判断がおかしいと思えば、ブログに書くことにしているし、そのことを管理職にも話してある。防衛ラインは設置している。それから、管理職の僕に対する発言は、職務上知り得た秘密とは見なさないとも言ってある。

 現在の校長は普通の能力の人である。これまでの経験でも、それほど、「だめだこれは」と思う人間に出会ったことはないが、全員がそうだったとはいえない。また、社会情勢により、どうしても管理職の意見と自分の考えが合わないこともある。まあ、これはどんな社会でも同じだろう。だけど、たまにどうにもならない外れの人材が、間違って校長になっていることもある。ちょっとまえにも他県で教諭をパワハラで自殺に結果的に追い込んだバカや、新任教員の自殺(明らかに過労自殺)を止められなかった、都内の小学校校長もいた。まあ、この話はこのへんで終わり。

 さて、授業見学。今年だって6月の自己申告の時から、見学に来てほしいと個別面談でも、職員会議でも、「おねがい」したのに、見学週間が始まったのは10月終わりから11月である。1学期に見学希望者(?)の授業だけでも、早く見て回れば…仰々しく見学週間なんかをもうけなくても…普通に授業を見に来ることがでたはずなのに、管理職はそうしなかった。で、今の時期こんなに死ぬほど忙しくなっているのである。自業自得である。

 今回、授業には校長と教頭が来てくれた。校長は休み時間中に教室に入り、欠席者の席にさりげなく座っていた。教頭は教室の後ろの方に立って、メモをとりながら授業を見ていた。自分の担任クラスでの授業だったので、帰りのホームルームで、授業後教頭からいただいたコメントを生徒に話した。校長はあまりに気配を消すのが上手かったのか、いたことを気づかなかった生徒がいた。その生徒の名誉のために書くが、彼は別に居眠りをしていたわけではない。普通に授業を受けていた。

 さて、どのような評価を彼らが僕の授業に下すのか。お楽しみである。


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