しばらくぶりにニュースを検索していたら、以前取り上げた、民事再生中の小樽短大(2006.08.05、「3校目、でもラストではない。」)が学生募集をあきらめ、閉校することになったようだ。
この法人は、四国を中心に予備校を経営する学校法人が再建支援をしていた。結局、短大の存続はあきらめて、他に経営している小樽明峰高校と小樽看護専門学校は存続させるとのこと。賢明な判断だと思う。
閉校理由は以下の二つ。
①推薦入試の募集状況が低調
②日本私立学校振興・共済事業団からの借入金債務整理が困難
・約1億7000万円
②番については僕にはよくわからないけど、①は当然だろう。
読売の北海道版(11月9日)によれば、10月20日の推薦入試受け付け開始から3日間で1件も応募がなく事実上募集を停止せざるを得なかったようだ。推薦でこうだから、一般入試の受験者数も伸びないと判断。
…そうだろうと思う。その判断は正しい。
やはり、将来が見えない学校に進学を希望する生徒もいないだろうし、それを勧める高校の先生もいないだろう。在学生をきちんと卒業させて幕引きができれば、卒業生には気の毒だけど、よしとしなければ。