早稲田大学系属早稲田実業学校高等部 1-1 駒澤大学附属苫小牧高等学校
両校選手とも疲労困憊だろう。本当だったら、複数のピッチャーがいて誰が投げてもいいようになっていればとも思うが、高校野球ではそれは無理。決勝が延長引き分けなんて想定外だろう。
明日1日休ませてあげたい。それがダメならば、大雨で1日順延になってほしい。
早稲田大学系属早稲田実業学校高等部 1-1 駒澤大学附属苫小牧高等学校
両校選手とも疲労困憊だろう。本当だったら、複数のピッチャーがいて誰が投げてもいいようになっていればとも思うが、高校野球ではそれは無理。決勝が延長引き分けなんて想定外だろう。
明日1日休ませてあげたい。それがダメならば、大雨で1日順延になってほしい。
最近気になる名前である。去年の5月ごろだったか、「最近気になる名前」というエントリで若手女優さん2名の名前を取り上げた。そのころから、実はこの人の名前も気になっていたんだよね。
木村カエラさん。
まず、名前の響きが斬新だと思った。聞いたことのない音の組み合わせ。。。
調べてみたら、お父さんがイギリス人、お母さんが日本人。名前のカエラ(Kaela)とはヘブライ語で「最愛」の意味だそうだ。
イギリス人でヘブライ語。どこでその単語に出会ったのかな。やっぱり旧約聖書のなにかで気になった言葉をヘブライ語の原典に当たったのかな。(新約聖書原典はコイネーグリーク)
英語ならbelovedだろう。そうだとしたら、出典は雅歌(Songs of Solomon)か?
そんなこと考えました。
2006ワールドグランプリ東京大会。連日熱戦である。
今日は日韓戦。日本が3-0で勝利。
***** *****
難しいことを書こうとは思わないが、全日本選手のユニフォーム(ジャージ)の背中の名前、すごいんだね。
ファーストネーム(いわゆるヘボン式以外もある)、名字、あだ名。何でもありなのかな。なかなか斬新な試み。
大山加奈選手はKANA
竹下佳江選手はTAKESHITA
高橋みゆき選手はSHIN
菅山かおる選手はKAORU
荒木絵里香選手はERICA
それから、今日対戦した韓国の選手は、「ファーストネームを表すアルファベット2文字+名字(たとえばLEE:李)」の順番で名前を背中に書いて(?)いた。通常韓国の人は、「盧」+「武鉉」(大統領)のように、「姓」+「名」の順だよね。これみたいに「ファーストネーム+姓」で標記するのってめずらしいと思うんだけど、最近はこうなのかな? ワールドカップやWBCはどうだったのかな。
16日の読売にこんな記事が出ていた。
***** *****
【小学校の英語教育。会話力に主眼に年35時間(東京)】
「構造改革特別区域」の認定を受けた杉並区は、昨年度から区立新泉小(滝瀬晴美校長)で、3年生以上で年間35時間の英語教育を実践している。区教委は、国際人として活躍できる人材の育成を目指し、小学校卒業の時点で、「英語で1分間会話ができる」ことを目標にしている。黒岩竹志記者のレポート
おもしろいなあと思ったのは、「日常会話で応用できる96の基本文を歌や映像などを活用して、耳で聞き、声にする“練習”が繰り返し行われる。」こと。教材何を使っているんだろう。公開してくれないかな。
同校の滝瀬校長
「英語をシャワーのように浴び、分かる分からないではなく、体で覚えることで物おじしない会話力の素地を作るのが主眼」
方向性は正しい。いいことだと思う。
記事を読んでいて、ようやくこうなったかと思ったのは、英語授業に日本人のAETとでもいうべき人間が配置されていること。こんなふうに書いてあった。
同小学校には、同小の英語授業で、主導的な役割を果たす「嘱託員」が置かれている。嘱託員の村山律子教諭は中学の英語教員の資格を持ち、月に16日出勤、英語だけを受け持っている。英語力が乏しい担任を補佐しながら、授業を進める。
年齢の記述がないのは残念。変な興味ではなく、僕はもっとも安く、ある程度の経験と見識、テクニックを持っている英語活動・授業の補助員は、定年後の中学校英語教員だと思っている。どんなバックグランドをもった人を嘱託員にしているのかの言及がほしかったと思う。
ただ、杉並区でも他の小学校でも英語教育を強化して行く方針だが、各校に嘱託員を配置するのは予算的に厳しい(=特区申請をし、特別にこの学校だけできている?)とのこと。教員を対象にした研修や、地域ボランティアなどを活用して、充実を図っていく考えだそうだ。
区教委の坂田篤統括指導主事
「英語教育に対する保護者や地域のニーズは高まる一方。月1回程度では、一定のレベルを保つことは難しく、新泉小の事例などを参考に『杉並プログラム』を確立させたい」
***** *****
前から繰り返し繰り返し書いていたことだが、とにかく研修である。その機会をどうやって確保するか、財源をどうやってひねり出すかである。行政もいろいろやっていたとは思うが、ようやく記事になりはじめたのかなと思う。
しばらく前から気になっていた日本語がある。
…「疾走感」(僕が感じる、言葉から来るイメージカラーはブルー)
言っている意味(伝えたい気持ち)はわかる。ピントもくる。じゃあ、どんなことかいってみろといわれると困っちゃう。そんな単語。
数日前偶然にいつも使っているポータルサイトのエキサイト(excite MUSIC)に、女優・歌手の柴咲コウさんのインタビューがでていた。そこにこの言葉を偶然発見。ちょっと記事を読んでみた。
なになに…
待望のニュー・シングル『invitation』をリリース!山田孝之、沢尻エリカが主役を演じるドラマ「タイヨウのうた」の主題歌としてすでにお馴染みのタイトル曲は、彼女のシングルとしては珍しく、今までにない疾走感と夏という季節感がギュっと凝縮されたリズミカルな仕上がり。
でたぁ。疾 走 感 ! ! !
Yahoo! Music、SOUND STATIONで、invitationが試聴できた。
上手く言えないけれど、なるほどって思った。
5.5% of 52.3%(2006.08.15のエントリ:学校基本調査の感想)の続き。
就職率は大卒が63.7%で前年度比4.0ポイント増。55.1%で過去最低だった2003年度以降、3年連続で上昇し、1998年春のレベルに近づいた。短大卒は67.7%と同2.7ポイント増、高卒は18.0%で同0.6ポイント増だった。
それぞれの学校を卒業して、進学も就職もしていないもの。
→大卒で14.7%、短大卒で11.9%、高卒で5.7%。
アルバイトやパートなど一時的な仕事に就いているもの。
→大卒で3%、短大卒で5.2%、高卒で1.6%。
大学を卒業して、進学も就職もしない人が14.7%、ということは、100人中だいたい15人か。去年は17.8%だったので、かなり改善しているんだね。それでも、15人。
これはどのようにとらえるべき数字なのかな。多いのかな、少ないのかな。大学を出たらかならず就職する。さもなくば進学する。どちらでもないと、異常、とは言えない。でも、ずっと親にパラサイトってわけにもいかない。けど、この中から、何かスゴイ芸術家とか小説家がでるような気がするし。
ど~なんだろう。
16日JTB法人東京教育旅行から、なんと大会・分科会等の参加証、昼食引換券が送られてきた。
えらく早い。やるじゃんか。
東京大会まで、あと100日。
14日から故郷からのUターンラッシュが始まったというニュースに、もう夏休みは終わりなのかと思った。僕はここ10年以上、いわゆるお盆の時期(今年だと14日からの一週間)が夏休みなのに、ちょっとずれているのかな。
今年の夏休みは実質先週12日(土)からはじまっている。14日からの週はめいっぱい夏休み。来週は1学期の休日出勤の振りかえ休日(代休)と年休を組み合わせて、22日まで休みを取ることにしている。
世間と休みがずれていると、学校の先生は夏休みが長いように誤認されて、何だかんだといわれるが、冗談はやめてもらいたい。不愉快だな。
***** *****
月曜に東京電力の大停電が起きた。復旧までに3時間、僕は休みだからそれほど長いとは思わなかったし、停電の情報そのものもそんなにすぐには得られなかった。これが学校が動いている学期中だったらそうは思わなかっただろうなあ。。。3時間は確かに長い。でも、あれほどの事故だとしたら、東電よくやったような気がするけど。ど~なんだろう。
東電、被害者だろう。。。
ゆっくりしようと思う。
だいぶ、曜日の感覚も消えてきた。
そ~だ。SUPERMAN RETURNSを見に行かねば。
今年の全英連東京大会のウェブサイトが徐々にデザインを手直ししている。情報もちょっとずつ更新されている。
数日前に見たら、今年の大会のGuest LecturerのDr. Richard Cauldwellによる講演概要が掲出されていた。
こういう概要・レジメ等は、英語で読むと何が言いたいかわかるんだけど、それを日本語にするのがすごく難しい。意地の悪いいい方をすれば、それでは、わかったことにならないのかもしれない。母語で理解し、それを母語に正確に表せないのでは、何となくわかるとしか言えないのかもしれない。
以前、夏休みの研修としてMLKのLet Freedom Ringを日本語にしてみたことがあった。内容をまとめることはそれほど難しくはないが、実際の演説原稿に似せて日本語で書き直すのは非常に難しかった記憶がある。今回、ちょっと難しいけど、講演概要を日本語にしてみた。
***** *****
発音(pronunciation)と聞くこと(listening)は、異なるタイプの別個の技術(スキル)としばしば見なされます。発音は書くこと(writing)とともに、「productive skill(生産的技術)」と、および、聞くことは読むこと(reading)とともに「受信する技術(receptive skill)」としてペア(組み合わせ)になります。
しかし、私は、適切な組み合わせは、発音と聞くことの組み合わせであるべきだと信じます。私はこの組み合わせにフォーカスを当てることにします。これらはコインの両面なのです。発話(speech)という名前のコインの。
英語を教える時、私たちは、どれくらい緊密にこの二つの面が関連づけられているか、認識する必要があります。これが、発音と聞くことが別個のスキルではなく一つのスキル(発話をコントロールする力)なのであると考えることに役立つと信じます。
私たちは発話を口と耳両方を使って統御(handle)しなければなりません。私たちの口は自然で、わかりやすく、おもしろいスピーチをしなければなりません。私たちの耳は、様々な速度とアクセントのスピーチを知覚し理解しなければなりません。
スピーチの扱いに関して、私たちが学生に与える情報は、首尾一貫していなければなりません。そこにおいて、聞くことと発音に、等しく役立つべきです。しかしながら、私たちの発音学習(学習・work)は、しばしば私たちの聞く学習と矛盾します。
私たちが注意深く正確な発音を(生徒に)教えるほど、私たちは、(生徒が)聞き手として対処しなければならない発話について、より不正確な情報を(生徒に)与えることになります。これは、発話が単語の音の形(the soundshapes)を過激に(激しく)変更することによります。それは私たちが発音学習で練習する安定した音の形とはとても異なるのですが。私たちが発音練習で練習する音の形はまれなのです。この結果、私たちは、学生がいい聞き手であることを不可能にするのです。
この研究会における私の仕事は、発音を寄り自然に、聞くことをより簡単にする、発音と聞くことを組み合わせる手段をお見せすることです。そしてスピーチをすることを教えることを、より首尾一貫としたものにする方法をお見せすることです。
私は音の形が、私たちが発音練習の中で使用する辞書形式に似ていない(違っている)という事実を実証します。それらは多くの場合、短く、素早く、そして個別の単語の前後の言葉と混ざっています。また、一文が様々な方法で話される(発音される)こともお見せします。自然な発話というものは、流動的で柔軟でstreamlikeです。
私は、教科書に取り上げられている材料から発音練習を構築する際に、どのようにこのstreamlikeな柔軟性を活用できるのかお見せします。これらの活動は、聞くことと発音の技能を同等に促進(上手に)するでしょう。
私は「5つのpart pattern」をお見せします。それは、教科書から一文を取り、その文を、(a)発話(発音)を自然に興味深くする。(b)聞き手に訓練(の方法)を提示する。例文とするものです。この「5つのpart pattern」はどんな教科書でも、様々な場面で使用することができるものです。私は、中学校と高等学校の教科書から得られた材料を使用して、このパターンをお見せします。
***** *****
日本語もう少し直さないといけないな。オリジナルはこちらです。
東京大会まであと100日あまり。。。
文部科学省の学校基本調査(速報)によれば、今年の3月の卒業生の大学・短大進学率は52.3%で過去最高になった。(調査は今年5月1日現在)
毎年この時期に発表され、各新聞に取り上げられるこの調査、僕は注目している。去年は大学・短大進学率が50%を越えたことが印象的だったが、今年もさらに進学率が上昇。それに加え、女子も51.0%とはじめて50%を越えた。
大卒、短大卒、高卒の就職率もそれぞれ上昇した。
***** *****
浪人生も含めた大学・短大の入学者は、昨年度より9000人減って69万4000人
18歳人口に占める割合を示す進学率は前年比0,8ポイント増(4年連続の伸び)
大学進学率は1.3ポイント増。過去最高の45.5%になる。とくに女子は21年連続して伸びており、在学生の10人に4人は女子となった。また、大学院での女子の比率も初めて3割を超えた。
女子の進学率が51.0%で、そのうち大学進学率が45.5%だから、短大進学率は5.5%でいいのかな。
5.5%かぁ。
短大に進学するのは女子がかなり多いはずだ。これでは短大の半分以上が定員割れになってもおかしくない。
女子の「長学歴」化…あえて「高学歴」とはいわない…があり、短大から大学に進学先がシフトした。これにともない短大の人気が下がり、ここ10数年でもかなりの数が大学を設置(新設・併設)したり、大学に衣替えをした。短大の数が減り、ますます進学者総数が減少する。デフレスパイラルじゃないけど、マイナスへの連鎖って感じだ。
しかし5.5%っていったら、40人クラスなら2名だ。ホントなのかな。。。 ホントなんだろうな。
【読売 8月14日11時16分】
東京などで大規模停電、「ゆりかもめ」は運転再開
14日午前7時38分ごろ、東京都内の広い範囲と、横浜市や千葉県浦安市などで大規模な停電が発生した。
停電は同9時半ごろまでにほぼ復旧したが、交通機関に大きな影響を与えている。
東京メトロ銀座線、日比谷線、東西線、千代田線、半蔵門線、南北線で一時、運転がストップし、ダイヤが乱れている。このほか、JR埼京線や中央線、総武線、京葉線、武蔵野線、京王線・井の頭線でもダイヤが乱れ、都営浅草線、三田線、新宿線でも遅れが出ている。新交通システム「ゆりかもめ」も一時、運転を見合わせていたが、再開した。
東京電力によると、東京都江戸川区と千葉県浦安市の間の旧江戸川でクレーン船が送電線に接触したためという。
【朝日 8月14日11時07分】
広域停電で政府が情報連絡室を設置
小泉首相は14日朝、首都圏の広域停電について適切に対応するよう秘書官を通じて関係省庁に指示した。政府は午前8時半、首相官邸の危機管理センター内に、原因究明などのための情報連絡室を設置した。
首相周辺は同日朝、停電の原因について「送電線は復旧し、これ以上、被害が広がることはないのではないか」と語った。
【産経 8月14日9時58分】
≪官邸に情報連絡室設置≫
政府は14日午前8時半、東京、神奈川、千葉など首都圏で発生した広域停電について、首相官邸内危機管理センターに情報連絡室を設置した。小泉純一郎首相、安倍晋三官房長官とも官邸に入る予定はなく、電話で秘書官からの報告を受けた小泉首相は「ちゃんとやってくれ」と指示したという。官邸の連絡室では発生後から野田健内閣危機管理監、安藤裕康官房副長官補らスタッフが情報収集にあたった。
ここまで各社ウェブサイトから引用させていただきました。
***** *****
停電が発生したのが7時40分前後、首相官邸に内閣危機管理監が入ったのが、8時半より前。1時間かかっていない。やっぱりテロの可能性も否定できないのならば、危機管理監も出勤することになるんだろう。
しかし送電が止まったら、都内、横浜(政令市)、浦安市などで大規模な停電が起きる。もちろんこの域内の公共機関(病院、警察、放送局等)は自家発電装置があるのでそれほど影響は出ないかもしれないけど、これがもしも事故でなかったら、同時に数カ所で同じことをすれば、電気を切られた首都圏から情報は発信できないし、被害状況も受信できない。少なくとも、行政機関が情報を発信できても、域内の一般人が受信できないのでは、ないのも同じである。
これはかなり首都機能がしびれることになる。穏やかではない。もちろん笑い事ではすまされない。
***** *****
こんな停電いつ以来かな。
午後までの報道を見ると、今回の停電は東京中心に139万件の大規模だったようだ。一部金融市場に影響も?とあった。すごいことなんだなと思う。いくつかサイトを見たりニュースを調べたら、これほどの大規模停電は、昭和62年(1987年)7月23日以来だそうだ。カレンダーで調べてみると木曜日。記憶をたどってみて、あることを思い出した。あの日は夏休みになって最初の週で、出張をしていた。確か、最初に受け持った卒業生の進学先大学の学校説明会だった気がする。。。妙なことを思い出すものだ。
規模は全然違うけど、小松左京の首都消失を思い出した。
今年から修士全科生になり、これまでと履修登録のシメキリが変わった。先週9日がそのシメキリ日だったのだが…熟慮の結果…今年の2学期は科目登録をあきらめることにした。
***** *****
2学期の期末考査が埼玉県立高校前期入試の時期とほぼ同じであること。これは例年通り。でも、それに加えて、今年僕は3年生の担任なので、10月以降生徒の書類作成でおそらく忙殺されること。2学期の期末考査が勤務校の3年生学年末考査と成績処理(卒業認定)の時期とほぼ重なること。それとなによりも、1学期研究レポートⅠの負担が想像以上に重かったことを考えて、10月からの2学期は履修登録なしにすることに決めた。
全部中途半端になりそうなので、残念だけど登録断念とした。
今回のカテゴリは、『「大学」のこと』になるかな。
国内大学並みの税免除。その必要ありやなしや。
***** *****
Google Newsで記事を検索していたら、米国に本校がある「テンプル大学ジャパン」(東京都港区)が、日本の大学と同様の税制優遇措置を求め、日本政府への働きかけを強めているということだ。
学校側は米国の大学カリキュラムをそのまま持ち込んでいると主張し、国内制度とそぐわない点は、大学設置基準の緩和や新制度創設を訴えている。
文部科学省は「専修学校として認可を受けるのが現実的」とする。
専修学校の認可権限を持つ東京都は難色を示している。
→三者の議論は平行線をたどったままだそうだ。
テンプル大は米ペンシルベニア州立総合大学。
1982年に日本校が設立。大学や大学院など国内の学生数は合わせて約2600人。6割弱を日本人が占める。(日本校に日本人以外が4割在籍しているんだね)
大学自体は有名な大学だと思う。
***** *****
バブル景気の1980年代、外国大学日本校の設立ブームが起きた。一時は40~50校あった。当時日本の大学はまだ今ほど入りやすくなかった。学生数も多かったし、それに加えて、大学の入学定員も少なかった。
当時からいわれていたことだが、外国大学日本校は国内の教育制度上の位置づけもはっきりしていなかった。これらは学校教育法の第1条に規定されている、「大学」ではないし、その他個別法による大学校でもない。また、認可を受けなければ専修学校でもない。一般的な教育機関とすると、各種学校や私塾と同じである。
2004年末、文部科学省は国内大学との単位互換などを可能にする、「外国大学日本校指定制度」を新設した。だが、制度には大学などの学校法人に認められる優遇税制措置は含まれていなかった。このためテンプル大学ジャパン、在日米国商工会議所(ACCJ)とともに、内閣府に事務局がある市場開放問題苦情処理体制(OTO)に「外国大学日本校法人制度」設置などを求めている。同校のカーク・パタソン学長は「米国の本校と同じ基準で運営しているところに独自性がある。学生にさまざまな選択肢を与えるべき」と訴える。
この訴えは、大学としてもうちょっと別の認知がほしいと言うよりは、税制面で日本の法律に基づいて存在する大学と同じに扱ってくれという主張のようだ。これに対して、行政側は次のように反応している。
文科省:
「食品の安全基準と同じように、大学の設置基準にもその国ごとの考え方があり、米国で認めたからといって、そのまま認めるということはできない」
「専修学校として認可を受けるのが一番現実的」
東京都:
「校地・校舎の自己所有」「負債額は学校法人資産の30%以内」
「専修学校と大学は違う」と「大学」の名称を使うことにも違和感。
簡単な日本語にすると、「無理じゃん」ということのようだ。
***** *****
この対応について考えてみた。
今年の1学期に放送大学大学院で勉強したのは、「人間情報科学とeラーニング」だった。この中に大学の有り様(教育内容の質の認証,確認)についての述べた章があった。やや長くなるが思い出して書いてみる。
情報通信ネットワークが発達する前。アメリカでは大学の教育課程や学位など、個別大学の教育の質を認証するのは国の仕事ではなく認証団体の仕事だったそうだ。(「そうだ」といってしまうと今は違うみたいだが、今もそうである。)
この団体は全米で六つあり、それぞれの地域にある大学について認証業務を行っている。しかし情報通信ネットワークが充実(ブロードバンド環境)し、大学に行かなくても学ぶことが現実に可能になった。元々広大な国土を持つアメリカには、通信等を利用した教育システムをはぐくんだ伝統がある。これらを基礎にその最終形(とは違うかな)とでもいうべきものが、インターネットを使った、いわゆる、e-learningやdistant learningである。
これらの教育システムの大学(営利大学等)が、どんな形(方式)であれ、アメリカ国内に住む人に教育をし(知識を販売し)、その教育内容が通学生・集合型教育の大学における教育内容と同等と認められるのならば、学位を授与する分には別に問題ない。それは国内問題なのである。
でも、たとえば僕がアメリカの大学のe-learningコースを受講して、何かしらの単位や学位をもらったとしたら、それはどこで有効なのか。法的にも、社会通念上も。。。 それはアメリカで有効なのである。日本で有効である保証はない。認めるか否かは、認める方の勝手なのである。実際に留学して学んだとしても、e-learningでも実態としては、よその国の大学制度で学んだことには変わりないのである。もちろんA氏はハーバードでMBAをとりましたといえば、そりゃすごいですねえということにもなるし、実態としてそれでかまわないとも思うのだが、100%保証にはならないのである。
外国大学の日本(分)校はにおける教育は、知識を情報通信網で販売するか、出先に支店を作って販売するかの違いこそあれ、この状況とにたところがある。これらは日本の大学と100%社会システムのなかで互換性・動作保証・相互認証済みという訳ではないのだと思う。大学だけではないが、教育システムは、それができた国の社会システムで認められることが前提である。だから、文科省の言うように、「大学の設置基準にもその国ごとの考え方があり、米国で認めたからといって、そのまま認めるということはできない」というのは、意地悪でも何でもない、正しいことなのだと思う。
日米両国の教育行政は、それぞれの国の教育行政を司ることはできるが、自分の基準が相手の国の基準に常になるかどうかは、別問題である。そうともいえるし、違うともいえる。
東京都の反応を見る限り、専修学校としての認可は無理そうである。当然「大学」という用語を使うことも無理そうである。ただ、これを「ユニバーシティー」にしても偽物っぽいので、テンプル大学日本校はいやがるだろう。そうなると、国が税法上の特例扱いを作るか、「外国大学日本校法人制度」設置を個別法か学校教育法に基づき、大学設置基準か何かを書き換えて作るかの問題になる。前者なら実を、後者なら名と実を取ることになるが、さて、どうなるか。注目すべきかも知れない。
【2月のDMVのエントリ以来久しぶりの鉄道ネタ】
***** *****
三重・三岐鉄道
三重県桑名市といなべ市間約20kmを結ぶ三岐鉄道北勢線に、4日、1914年の開業以来初めて、悲願だった冷房車両がお目見えした。
同線の軌道幅は762mmで、新幹線のほぼ半分と狭い。全国的にも珍しい小型車両のため、冷房化は技術的に難しかった。
乗客増加策の切り札として、総額4億円をかけて実施。
***** *****
この鉄道は、軽便鉄道として敷設された路線。現在でも開通当時のままの762mm軌間(レール幅)。
日本に残る数少ないナローゲージの路線である。様々な経歴を経て近鉄の路線となっていたが、累積赤字により近鉄が廃止の意向を打ち出したため、2003年(平成15年)4月1日地元自治体の支援により三岐鉄道が経営を継承した。
762mmねえ。狭い。ものすっごく狭いと思う。
お習字で使う半紙(幅257mm)を縦置きにして、それを横に3枚並べるとこの幅になる。そんな狭い幅のもののうえに電車の車両が乗っている。。。ある意味すごい話だ。
新聞記事のなかでレール幅が新幹線の約半分と書いてあった。新幹線は1435mmである。これだって、ちょっと信じられない幅だろう。この上に車輪・車両が乗り、その車両は長さ25m、幅3.38m、高さ4.485mである。これが乗客を乗せて時速240kmで走るのである。話がずれてきたが、もっと世界に自慢していいすっごい技術である。
QUIZ 何で1435mm?
一説によれば、ローマ帝国時代の轍(わだち)のついた道路にまで起源をさかのぼることができるともいわれているそうだ。馬車・戦車の車輪の幅だったのかな?
10日、声優鈴置洋孝(すずおき・ひろたか)さんが、6日に肺がんのため死去していたことが明らかになった。56歳。 |
日刊スポーツのウェブサイト他、ネットにニュースが流れていた。
ガンダムのオリジナル放送が確か1979年だから、もう27年も前なのか。あのころ、鈴置さん20代だったのか...
どう考えても若い。
***** *****
数年前、声優の井上瑤さんがなくなられた。これで、機動戦士ガンダムもオリジナルボイスキャストで見られなくなったと思った。今回鈴置さんがなくなったことで、もう決定的だ。
これでルパン三世(ルパン三世:山田 康雄さん†1995.3.15)、宇宙戦艦ヤマト(古代進:富山敬さん†1995.9.25)に続き、僕の好きだったTV番組を作ってくれた人がまた遠くに行ってしまった。
さびしいな。
ご冥福をお祈りしたい。