ロシア旅行で買ってきたキャビア。生産量が年々減っているそうで、国外持ち出しは3個までと制限付き。そこで思い切って青い蓋のキャビア(オオチョウザメの卵)を求めました。
いただいたシャンペンもあるので、それなりのメニューで結婚記念日のテーブルをしつらえました。たまたま仕事のついでに立ち寄った息子も交えての記念日。
山椒の実ほどの暗灰色の大粒のキャビアは、できるだけ美味しくきれいに食べなくてはと思い、ネットで検索して作りました。
クリームチーズと煮詰めたワインソースと半熟卵の黄身を混ぜて、白身の中に絞り出します。その上にキャビアをのせて出来上がり。
卵の下の台はマッシュポテト。その上にほうれん草をかぶせました。イタリアンパセリは庭の片隅から採ったもの。
生ハムとラ・フランス。白菜とシャケのクリーム煮。ホタテと野菜のドレッシング和え。キャベツの自家製ピクルス。
そして、なぜか大根の田楽にホタテとごぼうの炊き込みご飯・・・。この節操のない多国籍料理を前にして、娘のこわ~い顔がなぜかちらりと脳裏を横切りました。
そんな和洋混合の統一感のない料理でも、息子の顔は、家庭料理の味に満足そうに見えました。良しとしましょう。