新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

米国の旅① 2月のワシントン

2010年02月27日 | '10 ワシントン、フロリダの旅

今回は3度目11年ぶりの米国訪問です。フロリダ州オーラ ンドに赴任している息子を訪ねるの が主目的ですが、念願だったワシントンDCの美術館巡りを日程に入れ、まずここで3泊しました。前回の旅でフィラデルフィアを訪問し、東部沿岸の街の雰囲気にすっかり魅了されたこともその理由です。西海岸と違って、東部には古き良きアメリカが残っています。

America_001_4 9.11同時テロの後初めて行くアメリカは、大きく様変わりをしていました。何よりも出国前の検査の厳しいこと。コートを脱ぎジャケットを脱ぎ靴も脱ぎ、はだしで検査地点を通り抜ける様は何か異様ですが、安全のためなら仕方ありません。

スーツケースには鍵をかけずロックをしないことが前提条件。不審な荷物だけでなく抜き打ち検査もあるので、鍵をかけていたらこじ開けられてしまいます。検査された時にはその旨のメモが中に入っており、往きには私が、帰りには夫がその検査に合いました。鍵をかけないから何かの弾みで少し蓋が開き、スーツケースからは中のものが少しはみ出していました。

それに入国審査がまた厳重。お隣の国の搭乗員は、バッグの中のポーチや財布の中のお札まで数えさせられているのが驚きでした。一般客より厳しい感じ。以前はクルーは特別の入国審査の窓口があり、スイスイ通り抜けていましたけど・・・。

入国時のスーツケースの検査台には、客から没収したレトルトカレーが積み上げてありました。米国は食品規制が厳しく、肉類や肉エキスが入ったものは航空便で送ることができません。だから見つかってもともとと思ってかなりたくさんのレトルトカレーを持って行きましたが、パッケージがプレミアムのものだったからか、手で触っていながら気づかれなかったようです。重たい思いをして運んだのでラッキーでした。

成田から12時間飛んでダレス国際空港に降り立ったのは朝10時前。111年ぶりの豪雪とかで、前週に120センチも降り積もった雪がまだ残っていて、九州人の私には貴重な銀世界のプレミアつきのワシントンになりました。滑走路と車道、歩道の真ん中は除雪されていて、生活には差し支えはありません。

ホテルのチェクインには早すぎたので、とりあえずユニオン駅まで直行して手荷物を預け、身軽になったところで観光バスでオールドタウン巡り。

下の駅舎はヨーロッパ風の建物で、重厚で風格のある大きな建物です。駅前広場には自由の鐘のが・・・。本物はフィラデルフィアで見たことがあるので、これは多分複製かな?車窓からの国会議事堂。

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道路にはリスも飛び出してきます。ワシントン記念塔。リンカーン廟。

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America_031 夕食はホテルのアイリッシュ料理。どの皿もローズマリーが効いて重たく、量も多いので日本人の胃にはかなりきつい・・・。

フィッシュ&チップスにかけるモルツのビネガーの口当たりが良好でした。

旅行するごとに、和の食材とメニューが恋しくなります。部屋に帰ってさっそく緑茶のパックで口直し。

応対してくれた若者のおじいさんがアイルランドの出身だとか。大学時代の友達が大阪出身で、半年後に富士山を見に行くと楽しみにしていました。

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6 コメント

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ちゃぐままさん おはようございます。 (博多のじーじ)
2010-02-28 12:25:19
ばーばと話してました。”絶対、息子さんのところにお出かけされてるよ!!”
予想通りでした。
レトルトカレー・・ラッキーで良かったですね。
ワシントンDCですか行ってみたいところです。
それから東部といえばアイビーリーグ。
一校でも二校でもいいから訪れてみたいもんです。
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》博多のじーじさん (チャグまま)
2010-02-28 14:41:49
じーじさんの勘がいいのに驚いています(◎_◎;)
 
もう時間を気にしなくてもいい生活になったのですが、
やはり家のことが気になってなかなかひと月のんびり…とはいきません。
アイビーリーグは私立で卒業までに数千万円かかるという名門でしょ?
政、財、学、官で大活躍ですよね。
アイビーリーグのひとつ、ペンシルバニア大学には行ったことがあります。
大学の中に博物館がありました。
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アメリカの空港での検査、厳しいのですねーー。 (浜辺の月)
2010-02-28 22:54:40
9.11以来だそうですが、あの事件を見た後では、当然かもしれませんが、
お話を聞いて、大変だと凄く思いました。
息子さん、アメリカにいらっしゃるのですね。
息子さんが色々ご案内して下さるのでしょうね。
海外は一度でいいから行ってみたいですねーー。
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》浜辺の月さん (チャグまま)
2010-03-03 16:53:00
破壊された貿易センタービル。自由の女神が建つ島からは真正面に見え、
まさにアメリカ合衆国の経済的優位の象徴でした。
あのビルの破壊の映像は、いつ見ても心にぐさりと響きます。
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とても興味深く拝読。私がNYで個展をしたのは、も... (山口ももり)
2010-03-07 16:48:43
とても興味深く拝読。私がNYで個展をしたのは、もう20年ほども前。NYの一人の生活は決して愉快ではありませんでした。ワシントンやボストンはしらないのですが、当時のNYの荒んだ印象がインプットされているせいか、どうも、もう一度アメリカへという気にはなりません。フリックコレクションの名前は懐かしく思い出しました。中世の修道院のような建物だったと記憶しています。アメリカの美術館は確かに充実していますよね。コンテンポラリーと呼ばれるアメリカ美術の、アメリカ国内での現在の評価は、今どんなものでしょうか???
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》ももりさん (チャグまま)
2010-03-08 05:07:22
20年前のニューヨークで一人暮らし。貴重ですね~。
私が最初に行ったのは16年前。
その頃はそんなに不安は感じなくて、ぜひもう一度来たいと思うところでした。
2回目が11年前。さっそうと歩き、活気があるニューヨークが好きでした。
まだ貿易センタービルも天を衝いて誇らしげに・・・。
あれ以来地球は変わっていくのでしょうか。

コンテンポラリーアート。人のデザインしたスープの缶詰を書いたものがなぜ
素晴らしいのか…私にはよくわかりませんが、なぜか足が止まってしまうことは確かです。
フィラデルフィアの線路沿いの壁に素晴らしい落書きを発見。そのまま壁画になるようでこれぞアメリカだと感じたこともあります。
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