「せごどん」がいよいよ始まります。秋頃から予告の映像が流れ、NHKも相当に力を入れているのが感じられました。林真理子氏描く西郷像にも期待が膨らみます。
書店には幕末・維新・西郷の派手な文字の本が目立ち、A4サイズの2種類を購入しました。『歴史人 別冊』と『忘却の日本史 特集号』です。
尊王攘夷を巡っての複雑な幕末の動きと、西郷さん本人の解説を分かりやすく書いてあるのでドラマを理解するのにきっと役立ちます。
『歴史人』には粗雑な紙の付録がついており、これが傑作。「西郷に対峙した佐幕派の忠臣たち」を66ページにわたって書いてあります。
面白いのは、「リーダーシップ」「先進性」「剣術」「学問」「影響力」を五角形のレーダーチャートで示してあるので、その人物の評価が一目瞭然で、自分で人物像を膨らませることが出来ます。ドラマを観るにはますます強い味方です。
『西郷どん』の公式HPには、青空を背景に西郷どんが飛び上がっている写真が出ています。
薩摩藩士を『上代の隼人が翔ぶが如く襲い、翔ぶがごとく退いたという集団』と表現した司馬遼太郎氏の文章を意識しているのかな、とは私の勝手な想像。
その著『翔ぶが如く』は以前読みましたが、あまりに膨大すぎて大まかな筋しか記憶にありません。とにかく歴史に名を残したたくさんの個性豊かな人物の記憶を手繰り寄せてみます。
これら数冊の本を合わせ読みながら、50回に及ぶドラマが楽しみです。何よりも鈴木亮平さんの西郷どんと、瑛太さんの大久保利通がどんなふうに展開していくかも楽しみです。勝海舟は?龍馬は?誰が演じるのだろう・・・。