今日すばらしい展覧会に行ってきました。三越ギャラリーで開催の『印象派とエコール・ド・パリ展』です。
19世紀から20世紀後半までのフランス絵画の流れを、「印象派以前」「印象派とその後継者」「20世紀の多彩な表現者たち」「エコール・ド・パリ」と、75点を4章に分けて構成し、鑑賞者にとても分かりやすい作品解説がされていました。
ここで驚いたのが、今まであまり耳慣れなかった「吉野石膏コレクション」からの75点の優品だったことです。1988年から収集されたというフランス絵画のなかには、ルノワールの1874年の初期の作品『庭で犬を膝に抱いて読書する少女』や、ミロ美術館にさえ数少ないという初期のころの作品の『シウラナ村』が含まれており、それは近代美術史にとって大変重要な作品なのだそうです。
日本経済のバブル崩壊の影響も受けずに作品を購入し続けたということは、多くの企業が絵画収集から手を引いた中での明るい話題でした。
現在は山形美術館に寄託され、『吉野石膏コレクション特別室』に常設されているそうです。ルノワール10点、ピサロ6点、モネ7点、シスレー4点、マネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、カサット各1点、コロー、ミレー、クールベ、ボナール、マティス、ピカソ、ブラック、ルソー、ブラマンク、ルオー、マルケ、ユトリロ、ローランサン、シャガール、ミロ、ビュッフェまで、フランス絵画の流れを概観できる内容になっているそうです。
ボストン美術館の『21世紀のモネ展』に出品したことからその名前が海外に広まり、国立新美術館の開館記念『モネ展』には3点も出品し、国内外からの出品要請も多いそうです。
山形美術館長の『吉野石膏コレクションは、日本を代表するフランス絵画の宝庫の一つに成長してきたといえるだろう。そしてまだ成長し続けているコレクションなのである。』とすばらしい評価がなされていました。
★ 富山の銘菓『薄氷』が手に入りました。北陸のお菓子には、長生殿や羽二重餅など心温まる和菓子があります。こんど富山の『薄氷』を手に入れました。
「薄氷」は2百数十年老舗の秘法を伝えているという、それだけでもなんとなく嬉しい和菓子です。薄い真煎餅に和三盆糖を使った口の中で静かにとけるお菓子です。切り方も、自然のうす氷が割れた形で、小島政次郎氏も「よくあんな辺ピなところに、あのようなしゃれた菓子があるんでしょうね。また、あの切り方がいい・・・。」と賛辞を与えています。
和三盆とくれば、ここはお抹茶でしょう。まだ昼間は暑いけど、夜は静かに秋が忍び寄っています。
楽しいお時間だったでしょう。
ちょっと心の栄養、補給しなくちゃいけませんね。
横浜には立派な美術館もあるのですし、もったいないことですよね。
パステルでこの質感、量感、透明感を出せることが
凡人には信じられないのです。
印象派展は女性が多く、ウィークデイのせいか平均年齢が高かったです。
というのは、カードを呈示すれば無料で入場できましたから。
マリーナさん、お久しぶりです。
横浜には、立派な横浜美術館がありますね。何度か訪れましたよ。
「田舎」からすれば、垂涎の美術館です。
ついでに帆船にも乗りました。
そういえば、昨年は卒論、卒論でしたね~。
私までが懐かしく思い出しています!
京都舞妓さま、こんにちは!
おっしゃるとおり、「パリの凄さ」を感じました。
画商の力が随分貢献していると思います。
吉野石膏コレクションは、よほど目利きの収集家を抱えているのでしょうね。
地方でこんなにがんばっている美術館があると嬉しくなってしまいます。
目録は買わない主義なんですが、今回は買ってしまいました。
福岡は素晴らしい文化都市ですね。
それにしても我が町は(涙です)
観にいかなくてはと思いながら・・・・未だ行っていません。
来週にでも行こうと思っております。
連日のジョギング。
目標5キロは達成しましたが、20日目にして爽快な気分から脱力感に変わり、
今が一番苦しいときです。
2~3日前まで元気でしたが、急に疲れが・・やはり年ですね。
何時もなら美味しそうな富山の羽二重餅が紹介されたら・・・・直ぐに山上憶良くらいはイメージするのですが・・・強引なジョギングは駄目ですね。
疲れたときには・・和菓子など良いかも知れませんね。
「印象派とエコール・ド・パリ展」でも行って気分転換をしようと思います。
若者の活気は好きですが、人ごみがだんだん気になるようになってきました。
展覧会はなるべく見逃さないようにしています。
テラさんはご自分のブログが、そのままギャラリー!
素敵なことですね。
kjuさん、こんばんは!
こんどの展覧会は、展示期間が短くあっという間でした。
三越カードが使えて、無料だったのでかなりの入場者だったと思います。
ジョギング。いきなり5キロは大変ですね。それにちょうど夏の疲れが出る頃で、
体調管理が難しいですね。
私はウォーキングだから体力は使わないけど、それでも、
疲れを感じるときは2キロでやめることにしています。
細く長くをモットーにしています。
今週は人の出入りが多かったので、12キロぐらいしか歩けませんでした!
あの味が懐かしいです。
北海道で甜菜を見て、この大根がどうして砂糖に・・・と単純に思いました。
和三盆のような繊細な糖は、洋菓子には必要ないでしょう。
日本人の味は繊細ですね。
何度も濾した漉し餡のさらっとしたお汁粉を食べたいです。