新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

2018年04月25日 | 映画

27日で上映が終わるというので雨の中を行ってきました。アカデミー賞をはじめ数々の主演男優賞をものにし、何よりも同メイクアップ&ヘアスタイリング賞を獲得した辻一弘氏も話題を呼びました。

     

チラシにもあるように「英国一型破りな男が、ダンケルクの戦いを制し、歴史を変えた」「ヒトラーから世界を救った男」「『嫌われ者』から『伝説のリーダー』となったチャーチルの、真実の物語」の文字からも映画の内容が想像できました。

時は、第二次世界大戦初期の1940年5月9日。ナチスドイツはヨーロッパへの侵略を深め、仏のダンケルクでは連合軍40万人が窮地に陥っていました。イギリスにもその脅威が迫っており、不信任のチェンバレン首相からチャーチル首相に変わります。

チャーチルの手腕にヨーロッパの運命がかかります。ナチスと和平交渉を進めようとする宥和派と徹底抗戦を推し進めようとするチャーチルは対立します。
首相就任からダンケルクの戦いまでの4週間の息づまるような政治家たちの駆け引き。孤独なチャーチルの苦悩、イギリスの苦悩が日付を追って展開していきます。はらはら、ドキドキの感動の物語です。
ラストシーンの4分間のチャーチルの議会演説は凄味と絶対にナチスに負けないという信念がありました。あの場面だけでも主演男優賞が取れるかも・・・。

数年前にパリを自由に歩き回った時に、アレクサンドル3世橋からプチ・パレに向かったその一角で、太っちょチャーチルの銅像に夫が気づきました。右足を前に出して杖をついて歩く姿・・・。
その台座には『We shall never surrender』(私たちは決して降伏しない)という言葉が彫り込まれていました。
チャーチルの銅像がパリにある理由、そしてその台座の言葉はイギリス議会での演説の一部分だったことが今回の映画でわかりました。映画が4年ぶりの謎解きをしてくれました。
 


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