NHK「歴史秘話ヒストリア」は、あまり知られていない歴史の空白を埋めるとても楽しい番組です。しかし、資料に基づいているので単なる娯楽番組ではありません。
「家康 大航海時代に出会う!イギリスの侍 按針の大冒険」は、私の知らない歴史の空白部分をピッタリ埋めるのに見応えのある番組でした。
按針とは「三浦按針」、英国人ウィリアム・アダムスのことです。大分に流れ着いたリーフデ号の乗組員で、家康に謁見します。
この按針役をパックンが熱演。目力のある演技力にびっくりしました。今後役者の道が開けそう。 ◎ 江戸初期の貿易に絡むスペイン・ポルトガル 対 オランダ・英国の宗教的対立の中、家康の信頼を受けた按針は初めての大型帆船を建造します。スペインは次第に遠ざけられ、出島に開かれるのはオランダ商館です。
◎佐渡金銀山にスペインの最新の精錬技術を導入したい家康を、老獪なスペインの進出から守ろうとした按針の外交戦。
◎ 按針の望郷の念が呼び寄せた英国船、ひいては貿易に発展する日英関係の端緒を開きます。
家康と漂流船のウィリアム・アダムスが出会った偶然。関ヶ原の戦いを目前にして家康は大きな幸運に恵まれました。
教科書では、漂着したウィリアム・アダムスが家康の外交顧問として取り立てられ「三浦按針」の名前をもらった、と簡単な記述でした。今の教科書でどんな内容になっているかは知りませんが、やっぱり教科書って面白くなかった・・・。
放送時間 水曜 22:25~23:10 再放送 土曜10:05~10:50