アイスランドの火山の噴火騒動から二週間が経過した。
たぶん、足止めを食らっていた人たちも無事帰国。
飛行機の運航も正常通りになっていることだろう。
ところで、このアイスランドの火山。
テレビのニュースで報道される時、「アイスランドの火山」とのみ表現されて名前がなかなか呼ばれない。
世界を混乱に陥れられるような火山なのだから例えば、
セント・ヘレンズ山
や、
ピナツボ山、
有珠山、
雲仙岳
どんな山にも名前がある。
だから名前が呼ばれないのは、何か放送できない理由でもあるのかと思っていた。
差別用語が使われているとか、お○○こ、のようにお下劣な言葉なのか、それとも放送局の主義主張に合致しない言葉なのかと思っていたのだ。
ところが昨日、このアイスランドの火山には名前がないことを初めてイギリス人の英語の先生から聞いてがく然とした。
「あの山の名前ってなんていうんでしょうね」
「あ、名前がないんですよ、あの山」
「?????」
「ただ単に、火山」
「??????????」
「あえて呼べば、地域の名前ってニュースで言ってましたけど、誰もちゃんと呼べない名前。難しすぎて。」
「え~~~~~!」
(以上のオリジナル会話は英語)
名前の無い山、なんて初めてなのであった。
しかもあえて呼ぶ地域の名前は「Eyjafjallajokull」。
「エヤリフェラオクル?」
ドラクエの呪文か、これは。
アナウンサーでさえマトモに発音できる人は皆無だそうで、結果として世界中で「アイスランドの火山」と呼ばれているとか。
最近は火星の山でも名前がついているのに、珍しい。
なお、情報によると今回爆発した火山の隣にさらに大きな火山が噴火直前なのだという。
ヨーロッパへの旅は足止め覚悟で。
| Trackback ( 0 )
|