新聞報道によると1日に始まった上海EXPOは当初の予想に反して入場者が伸び悩み、その数目標の半分なのだという。
中国の人々も相次ぐ盗作騒ぎに嫌気が刺したに違いない。
なんでも人気なのは日本館とサウジアラビア館なんだそうで、もしかすると反日教育や反日でもは表向きの行事で、こころの中では中国人は日本のことが好きなのかも分からない。
事実、上海にも香港にいる哈日族のような人たちが多数存在し、日夜、日の出ずる国のポップカルチャーの魅力にどっぷりはまり、その結果が日本館来場者数ナンバーワンにつながっているのではないだろうか......。
というような考え方はきっと大甘に違いない。
さて、上海万博を機に、中国人の価値観も変わる可能性が出てきた。
もし万博の入場者数が少ないということの原因が、前述しているとおりの「盗作騒ぎ」にあるのならの話。
なんといっても中国のクリエイターは芸術家はもとより実業家にいたるまで他人のモノを盗んでコピーすることに,なんの罪悪感ももちあせていない。
古くはHONGDAなどというふざけたブランドのバイクを製造販売していたのをはじめ、今では一時的な合弁会社で蓄積した技術を、契約解消後故意に利用し、オリジナル商品そのものを作るコピーを遥かに超越した製品を全世界に供給しているという現実がある。
また盗作をせずとも誤魔化しなど当たり前。
あのチャン・イーモウ監督でさえ北京五輪の演出では年端もいかぬ少女に口パクを強いたのだから、価値観がどうのという問題ではないと思う。
しかし、もっとネガティブにとればこういう考え方もできるかも。
上海万博は模倣力が足りず、しかも開幕前にネタがバレてしまうヘタを打った。
どうせ真似るならあの「偽ドラえもん」に「偽キティーちゃん」そして「偽ミッキーマウス」が同居していたテーマパークくらい徹底していたら受けたのかも。
しかも中国人だけではなく、お調子者の日本人にも。
今回は万博だからパリ万博や大阪万博などのパビリオンや出し物を片っぱしから模倣すれば、入場者数はどどッと増えたかもわからない。
エッフェル塔もどき、
太陽の塔もどき、
月の石もどき、
などなど。
上海万博は盗作万博。
入場者を増やすためには開き直りが必要かもわからない。
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