<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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3.11から一年が経過。
テレビでは盛んに特番が組まれて、この一年の流れが放送されている。

それを見ていてはっきり言えるのは神戸の時よりも何もかも遅いこと。
震災の範囲が広かったことや、被害のほとんどが津波を原因にしていることが挙げられるが、トロトロとして災害復興の遅れの最大の原因は政府の無策とマスメディアの無責任な報道、そして得体のしれないNPOや民間企業の跋扈になるのではないかと思えるのだ。

最近のこと。
私のもとに1通のメールが届いた。
名前も聞いたことのない会社からのもので、
「越前高田で災害復興を目的とした展示会をします。ご協力ください。」
というものだった。

添付されたpdfファイル内容を読むと教育支援だとか、市民支援なんてことが書かれていて立派な内容なのだが、肝心の「ご協力費」を見てビックリした。
東京ビックサイトで開く展示会よりも割高。
しかも価格だけ書かれていて、どのように展示をするのか具体例がまったくなく、

「私たちの活動は被災地支援のためのボランティアです」

みたいなことが紙面のかなりを占めている。
これはいったい、何なのか。
被災地支援か、それとも被災地を食い物にした新手のビジネスなのか。

謎は膨らむばかりだ。


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