カーレースの最高峰の一つ、ル・マンの戦いが繰り広げられている。
首位と二位はなんとトヨタ。
このままゴールまでの登りつめれば、久々の日本メーカーの快挙ということになる。
そう、あのマツダ以来の。
1991年。
日本メーカーとして始めてルマンを制覇したのはマツダだった。
三枚駆動部仕様の特別製ロータリエンジンを搭載したマツダ車は他のレースカーを圧倒。
初の総合優勝を遂げた。
まさしく、日本の自動車がコンシューマーだけではなくレースの世界でも頂点に立った瞬間だった。
でも、すぐに状況が変わった。
マツダが優勝した途端、ル・マンのルールが変更。
「出場していいのはレシプロエンジンの自動車だけ。」
マツダは出られなくなった。
はっきり言って日本人排除の嫌がらせなのであった。
ロータリーエンジンの原理はドイツ人が考案したものだが、それを実現できるメーカーは昔も今も世界にはマツダしか無い。
その高性能のエンジンに度肝を抜かれて、
「次回からはロータリー、参加できないから」
とルールを変更したところなど、恥ずかしくないのか。
まったくもって陰険としか言いようがない。
ということで、欧州のみなさん。
今回トヨタがかっても意地悪しないでね。
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