賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ティナ・ターナー

2009年06月15日 | バラ
今回は生田緑地ばら苑のローズガーデンハウス前の花壇から。
  
「シルバー・アニバーサリー」はデンマークのポールゼンが1994年に作出したハイブリッド・ティー。
  
1992年にイギリスのトンプソンが作出した「ティナ・ターナー」もハイブリッド・ティー。
ティナ・ターナーは1960年代から70年代前半にアイク&ティナ・ターナーとして多くのヒットを飛ばした。
1970年代後半は夫アイクとの離婚などで不遇だったが80年代から再び脚光を浴び活躍中。
  
「セント・ダンスタンズ・ローズ」はイギリスのカーカムが1991年に作出したシュラブ。
ここの花壇には他に「「ニュージーランドと「サムシング・スペシャル」」が植えられています。

パスカリ

2009年06月14日 | バラ
バラをもう少し続けます。
  
キリスト教の復活祭を意味する「パスカリ」は1963年にベルギーで作出された。
外弁は純白で花芯はやや黄色味を帯びた剣弁高芯咲きのハイブリッド・ティー。
1991年にイギリスのベルファーストで開かれた第9回世界ばら会連合世界大会で「バラの栄誉殿堂」入りした品種です。
殿堂入りしたバラは1976年の第3回大会で選ばれた「ピース」が最初で、第4回「クイーン・エリザベス」第7回「ダブル・デライト」第8回「パパ・メイアン」など。
撮影した中で他にないかと探したら、野津田公園ばら広場で2種ありました。
  
「ボニカ'82」は2003年の第13回イギリス・グラスゴー大会で殿堂入り。
1982年にフランスのメイアンが作出したシュラブでサーモンピンクの丸弁平咲き。
  
1983年のドイツ・バーデンバーデンで行われた第6回大会で殿堂入りの「アイスバーグ」。
ドイツのコルデスが1958年に作出したフロリバンダ。
純白の半八重・浅いカップ咲きから平咲きに変化する。丸弁で弁端はやや波打つ。
2枚目は生田緑地ばら苑の「シュネービッチェン」で、同種別名のようです。

伊豆の踊子

2009年06月13日 | バラ
生田緑地ばら苑に今年から加わったバラの最終回。いずれも6月6日の撮影。
  
「伊豆の踊り子」はフランスのメイアンが2001年に作出したフロリバンダ。
濃黄色の半剣弁高芯咲きだが株が充実するとロゼット咲きになりオールドローズの雰囲気が出る。
早咲き性が多い花色が黄色の品種の中では数少ない遅咲き性。
育成者から静岡県河津町に贈られた品種で、海外での流通名は「カルト・ドール」。
町田市の野津田公園・ばら広場にある株は立派に育ち、毎年たくさんの花をつけます。

フロリバンダの「ザ・ショフィールド・ローズ」は2006年にアメリカのウイークスが作出。
  
「サンダンス」は2004年アメリカのJ&P社作出のハイブリッド・ティー。
山吹色の丸弁カップ咲きで花弁の縁が赤くなる。夏も色あせず、晩秋は全体に濃色になる。
フルーティーな香りがある。
  
2004年にドイツのコルデスが作出したハイブリッド・ティー「グランデ・アモーレ」。
ビロードがかった赤色の剣弁高芯咲き。花弁数は25~30枚。微香。

一緒に撮ったプレートを基に画像整理でサンダンスとファイル名をつけたバラは赤い花。
ブログに載せるため手元のNHK出版刊「バラ大百科」でサンダンスを調べたら赤い花ではない…。
続けて撮っていたグランデ・アモーレは同書に記載がなく、ネット検索で調べたところ赤い花。
ばら苑では隣りあわせに植えられており、プレートが逆になっていたようです。

エメラルドアイル

2009年06月12日 | バラ
今回は生田緑地ばら苑に今年からお目見えしたシュラブ(半つる性)を。
この3種は裏門近くの一画にあり、5月23日に撮影したものです。
  
「エメラルドアイル」はイギリスのディクソンが2008年に作出した。
花弁にはウエーブがかかり、咲き進むと花色がアプリコットからダルベージュ(くすんだベージュ色)に変わる。
外弁はグリーンを帯びる。微香。
  
イギリスのホームズが1976年に作出した「サリー・ホームズ」。
一重の四季咲き性で大きな房咲きになる。香りは中くらい。
  
アプリコット色の「アベイ・ド・クリュニ」はフランスのメイヤンが1996年に作出。

タンジェリーナ

2009年06月11日 | バラ
生田緑地ばら苑に今年からお目見えしたもの(と思う)を4種。
  
2004年にイギリスのディクソンが作出した「タンジェリーナ」はハイブリッド・ティー。
剣弁高芯咲きで花色がオレンジ色から桃色に変化する。中くらいの香り。

フロリバンダの「ブレーズ・オブ・グローリー」は2005年にオランダのインタープランツが作出。
弁端がやや濃くなった淡いピンクの一重平咲き。微香。
  
同じくオランダのインタープランツが2005年に作出した「ゴールデン・フラッシュ」。
黄色が鮮やかな剣弁高芯咲きのフロリバンダ。香りは中くらい。

「スイート・ヘイズ」は2008年ドイツのタンタウが作出したフロリバンダ。
先の「ブレーズ・オブ・グローリー」と似た感じの花弁ですが、こちらは全体にピンクが濃いようです。

ルーピング

2009年06月10日 | バラ
生田緑地ばら苑のロイヤルコーナー周辺のつるバラを5月16日に撮ったものから。

「ルーピング」は1977年にフランスのメイアンが作出。
アプリコット色の半剣弁高芯咲き中~大輪種。
  
数輪の房になって咲く一季咲き性。香りはかすか。
ここでは色違いの花が一緒に咲いているのが多く見られました。


「アメリカ」は1976年アメリカ作出。
サーモンピンク色を帯びた朱色の半剣弁高芯咲き大輪。四季咲き性で強い芳香がある。
   
「アルティッシモ」は1966年にフランスで作出。
ベルベット光沢のある緋赤色、丸弁一重咲きの早咲き品種。花弁数は5~8枚。
5月16日の生田緑地ではあまり咲いていなかったので、この2枚は5月9日の
町田市野津田公園ばら広場のものを載せました。
(品種の説明部分はNHK出版の「バラ大百科」から引用しています)

マーメイド

2009年06月09日 | バラ
6月6日の生田緑地ばら苑から、ロイヤルコーナー周囲のつるバラを3種。
  
オールドローズに分類される「マーメイド」は1918年にイギリスで作出された。
クリームイエローの大きな花弁で基部がやや濃い一重の平咲き。芳香がある。
開花時期は他のバラに比べて6月下旬頃とかなり遅く、真夏も咲き続ける。
ばら苑のブログによれば、この日あたりから咲き始めたようです。
  
「スペクトラ」は1983年にフランスのメイアン作出。
濃い黄色から弁縁が次第に赤く染まる剣弁カップ咲き。1輪、または数輪の房咲きで芳香がある。
日本ではつるバラのように生育するが、フランスではハイブリッド・ティーとされている。
  
「コンパッション」は1972年にイギリスのハークネスによって作出された。
サーモンピンクの剣弁高芯咲き。弁の外側が色が濃く中心はわずかに黄色がかる。
気温が高いと桃色が強く発色し、低いと中心部にややオレンジ色が入る。香りは高い。

シンギン・イン・ザ・レイン

2009年06月08日 | バラ
生田緑地ばら苑は6月7日で2009年春の公開が終了しました。
その前日、雨の上がった午後に行ってみました。
前回行った時に素通りしてしまったコーナーのフロリバンダを4種。
  
最初に「シンギン・イン・ザ・レイン」。
前にも何種か載せたニュージーランドのマグレディが1994年に作出。
中心が茶色を帯びたオレンジ色の剣弁高芯咲き。
樹形は直立性で全体のバランスがよく花つきもいい。香りは強い。
  
「ハンキー・パンキー」。2000年にイギリスのカルース作出。クリーム地に赤とオレンジの絞りが入る。
  
同じくカルースが2004年に作出したのが「ロイヤル・セレブレーション」。花色が変化するのでしょうか。

2006年にイギリスのジョーンズが作出した「コロネーション・ストリート」。
ネットで検索すると1960年から続いているイギリスの長寿番組がらみがほとんどでした。

このコーナーの4種はたぶん昨年の春、ばら苑に仲間入りしたものだと思います。

コジュケイ

2009年06月07日 | 野鳥
5月30日の帰り。

鶴見川沿いの道路をチャリンコで走っていると前方に大きなレンズで構えている人が。
ジャマしちゃいけないと思いちょうど枝分かれしている道のほうへ。

鶴見川のフェンスにいたのはコジュケイ。大きな声でずっと鳴いていました。

ご婦人3人連れが遠慮がちに、自転車で駆け抜けたのが3台、さらに犬の散歩も2回。
すぐ目の前を通り過ぎて行くのに、一向に動じませんでした。
中国南部に分布する鳥で、大正時代に狩猟鳥として放鳥。
鳥類としては日本の自然に最も定着した帰化動物だそうです。
今回が私のコジュケイ初撮りになりました。

ムラサキツユクサ

2009年06月06日 | 
引き続き5月30日の町田市・薬師池公園「萬葉草花苑」から。
  
昨年は撮影後2カ月経ってツナギで載せてた「ムラサキツユクサ」。一週間後ならまだリアルタイム。
明け方まで降っていた雨が名前にふさわしい雰囲気を出してくれていました。
お客さんも来てくれたので記念に1枚。
   
ユキノシタ科の落葉低木「ズイナ」は若葉を食用にしたことから別名がヨメナ(嫁菜)ノキ。
枝先に長さ10~20cmの総状花序を出し、白い小さな花を多数つける。一つずつの花は5弁で
5個の雄しべがある。互生する葉は卵状楕円形で、先は長く尖り鋸歯がある。

「ムシトリナデシコ(虫取撫子)」は別名がコマチソウ(小町草)、ハエトリナデシコ(蠅取撫子)。
いかにも日本産のような名がついていますが、ヨーロッパ原産の帰化植物。
茎の節から出る粘液は触るとネバネバし、小さな虫はくっついてしまうが、食虫植物ではない。
  
マメ科の「ニワフジ」は本州中部地方以西に自生する高さ60cmくらいの落葉小低木。
フジのような花序は長さ10~20cmくらいで紅紫色の蝶形の花が多数付く。
鉢物としては別名のイワフジで流通している。

オオヤマレンゲ

2009年06月05日 | 
5月30日の町田市・薬師池公園「萬葉草花苑」から。
  
今年も「オオヤマレンゲ(大山蓮華)」の花を見ることができました。
昨年初めて見てすっかり気に入った花です。
この日開いていた5、6輪は一部を葉に遮られたのがほとんどで、ちょっと残念でした。

草花苑の一番高い場所で満開だったユキノシタ科の「ウツギ」。
別名が旧暦の四月(卯月)に咲くことから「ウノハナ(卯の花)」。
   
苑の入口付近のウツギには、わずかにピンクの入った弁が混じっていました。
黄色の雄しべも上のものほど目立ちません。風に吹かれて散り始めていました。
  
入口近くで実をつけていたのが「ユスラウメ」。充血したメダマオヤジが涙を…。
花は昨年4月のものを参照してください。

スイレン

2009年06月04日 | 
5月30日の町田市・薬師池公園、ハス田の近くにある小さな池から。
  
1輪だけ開いていた「スイレン(睡蓮)」。
別名のヒツジグサは羊の刻(午後2時頃)に花を咲かせるといわれたことから。夜になると花は閉じる。
花径は約5cm、花弁は8~15枚。葉の表面はなめらかで茎部は深く切れ込む。
   
「コウホネ(河骨)」は河に生え、根茎が白骨のように見えるための命名だそう。
花弁のように見えるのはガクで5個あり、花が終わると緑色に変わる。
葉は長さが20~30cm、光沢のある卵形で茎部が切れ込む。
  
コウホネの隣りに咲いているのが「アサザ(浅沙、阿佐佐)」で別名ハナジュンサイ(花蓴菜)。
咲くのは晴れの日だけで曇りや雨の日は咲かないそうですが、たしかこの日は朝から曇り…。
あざやかな黄色い5弁の花は毛が生えているように見えるほど細かく裂けている。

せいか(アバンティ)

2009年06月03日 | バラ
日本で作出されたバラを続けます。最初の2種は町田市野津田公園ばら広場で、
後の2種は川崎市・生田緑地ばら苑で撮影したもの。

「マダム・ヒデ」は1990年に太田嘉一郎氏作出のハイブリッド・ティー。
クリーム色に桃色の覆輪が入る剣弁高芯咲き。
他品種に先がけて咲く早咲き性で花もちもよく長い間整った形を保つ。
   
フロリバンダの「ホット花巻」は岩手・花巻温泉バラ園の伊藤幸男氏が1996年に作出。
ピンク色の花で、中心に近づくにつれて白っぽくなる。


1956年に鈴木省三氏が作出したフロリバンダの「天の川」。
濃黄色の一重咲き。開花が進むとやや白く退色し、花弁が反り返る。
花弁の中心にある赤い雌しべがワンポイントとなって美しさを引き立てる。微香。
  
「せいか(アバンティ)」は1966年に寺西菊雄氏が作出したハイブリッド・ティー。
黄色を含む赤色で咲き始め、開花後に濃いサーモンピンクに退色する。
整った一重咲きで数輪の房咲きになり、多花性で次々と咲く。

かれん

2009年06月02日 | バラ
引き続き日本で作出されたバラを。
  
フロリバンダの「かれん」は1995年に京成バラ園芸で作出された。
花弁の表はサーモンピンクにハンドペイント(花弁に筆で縞を描いたような模様や刷毛目模様、
白覆輪や色むらが入るさま)が入り、花弁の裏は白色。丸弁の半八重咲き、微香性。

「うらら」も1993年に京成バラ園芸で作出されたフロリバンダ。
濃いローズ色の丸弁平咲き。わずかな香りがある。

2001年に寺西菊雄氏が作出したハイブリッド・ティーの「ローズ・オオサカ」。
鮮やかな緋赤色の剣弁高芯咲き。香りはかすか。

熱情

2009年06月01日 | バラ
今回は日本で作出されたバラを。
  
「熱情」は1991年京成バラ園芸で作出されたハイブリッド・ティー。
黒味を帯びた緋赤色の剣弁高芯咲き。花弁の先が黒ずむ。香りはかすか。
  
こちらも京成バラ園芸で1987年に作出されたフロリバンダの「連弾 」。
花弁の表が緋赤色で裏が白、花の中心に白い目が入る半八重咲き。
野津田公園ばら広場のはピンクのも混じっています。花もちががよくないのか、
いい状態の花にはあまりお目にかかれません。

「高雄」は1975年に岡本勘治郎氏が作出したハイブリッド・ティー。
剣弁高芯咲きで、咲き始めは濃黄色、咲き進むと弁の縁から緋赤色に変化する。香りはほのか。

つるバラの「安曇野」は1989年に小野寺透氏が作出。
弁底が白い赤色の小輪、一重咲き。微香性。