こんばんわ、連休ずっと晴れ予報な神奈川ですが沢筋は雪残ってるそうです。
この雑談な小説みたいのもコメント&バナー押して下さる方いればってカンジですが、
昨日また反応戴けたのでトリアエズ続き載せてみます、楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、笑
雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚81
チューイングガム、って題名だった。
高校の卒業式、先生のとこに挨拶へ行って、
その前日も入試だったから眠かった、で、早速指摘された、
「おまえだけ受験モード顔だなあ、まだ合格発表も二次試験もあるもんなー笑」
「はい、まだ勝負です、笑」
「数は少ないのにな、おつかれさん、笑」
なんて感じに始まった廊下の立ち話、
同じ卒業生の女の子たちが来て先生と記念写真を撮って、
自分にも後輩がきて花束くれて写真撮って、で、立ち話また再開した。
「いまの演劇部のやつらだろ、おまえ部活違うだろ、告白か?笑」
「公演のポスター描いてたんですよ、それで挨拶に来てくれたみたいです、笑」
「あーアレっておまえが描いてたのか?美大志望のヤツだと思ってたぞ、堀田に頼まれたとかか?」
「アタリです、美術のとき描いたヤツでスカウトされました、笑」
「じゃあ吹奏楽のポスターもオマエだろ?タッチが似てる、」
「はい、ミスドで買収されて描いてました、笑」
「そうかー卒業式で新しい面を知るとはなあ、笑」
なんてカンジに側面ひとつ知られて、
そんな廊下は往来賑やかで卒業式の華やぎ×寂莫が浮かれていた。
で、先生がスーツのポケットから文庫本ひとつ取り出して渡してくれた。
「こういうのも読んでみろ、自分じゃ買わんだろ?」
文庫本一冊、書店カバーも袋もなくただ本だけ。
そんなシンプルな渡し方がなんからしくて笑った、
「貸してくれるんですか?いつ返却出来るか解らないですよ、今日で卒業だし、笑」
「ソレやるよ、卒業祝いだ、」
そんなカンジにあっさり言われて、
あらためて見た文庫本は角も張って表装つるりとしていた。
どう見ても新品、それがまた可笑しくて笑った、
「ありがとうございます、プレゼントでラッピング皆無って先生らしいですね、笑」
「エコで良いだろ?笑」
こんな言い回しもこの先生っぽくて、
包装に拘らない分だけ中身に言いたいことあるんだろなって思ってたら教えてくれた、
「コレな、そんなに文章自体が巧いワケじゃないし大層な話でもない、恋愛小説ってやつだからオマエには一番興味が無いジャンルだろう、
エロいシーンも幾らか出てくるしメンドクサイ文章かもしれん、でも人間が人間を想うシンプルなトコが描かれてもいる、参考までに読んでみろ、笑」
っていうカンジに先生は笑って贈ってくれた、
その文庫本を開いたのは二次試験が終わった後、帰り車内で一息に読んだ。
それから合格発表の当日また高校へ挨拶に行って、そのとき先生に感想を話して、で、言われた。
「大学生になったらまた読んでみろ、社会人になってからもな、大事にしたいヤツ出来た時ごと読んでみると面白いかもしれんぞ?笑」
そんな台詞の通りに学生と社会人と時を変えて読んで、
それから暫く開いていなかった文庫本だったけど、御曹司クンのことでまた思い出させられた。
毛布のような相手って言ってたな?
そんなこと思い出しながら、だから尚更に無理だなって思った。
あの小説に描かれている「毛布」は自分にはもう無い、そう納得しているから探すつもりも無い。
探したところであれ以上のモノなんか有得ない、そんな納得は幸せだった時間の分だけ解るから困っていた、
たぶん先生は自分に、もういちど幸せな相手を探せって言いたがっている。
だからあの本を読んでみろって言ってくれたんだと思う、
だからこそ御曹司クンの犬っぽい笑顔に困っていた、応えきれないから。
このまま応えきれないまま友達を続けられるのかなんて、ホントのところ解らない。
なんていう考えごとを仕事始め早々にして、
相変わらず御曹司クンからメールは来て、暫定恋人からもメール&電話は来て、
そういう年始最初の一週間を忙しなく過ごして週末、年末の約束通り花サンと鎌倉で会った。
とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが気が向いたら続篇また。
第75話「懐古6」加筆3/4ほど終わったとこです、ソレ終わったら週間連載かAesculapiusの続きUPします。
この雑談or小説ほかナンカ面白かったらバナーorコメントなど反応お願いします、ソレ知りたくて無料WEB公開にもしてるので。
深夜に取り急ぎ、
智
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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚81
チューイングガム、って題名だった。
高校の卒業式、先生のとこに挨拶へ行って、
その前日も入試だったから眠かった、で、早速指摘された、
「おまえだけ受験モード顔だなあ、まだ合格発表も二次試験もあるもんなー笑」
「はい、まだ勝負です、笑」
「数は少ないのにな、おつかれさん、笑」
なんて感じに始まった廊下の立ち話、
同じ卒業生の女の子たちが来て先生と記念写真を撮って、
自分にも後輩がきて花束くれて写真撮って、で、立ち話また再開した。
「いまの演劇部のやつらだろ、おまえ部活違うだろ、告白か?笑」
「公演のポスター描いてたんですよ、それで挨拶に来てくれたみたいです、笑」
「あーアレっておまえが描いてたのか?美大志望のヤツだと思ってたぞ、堀田に頼まれたとかか?」
「アタリです、美術のとき描いたヤツでスカウトされました、笑」
「じゃあ吹奏楽のポスターもオマエだろ?タッチが似てる、」
「はい、ミスドで買収されて描いてました、笑」
「そうかー卒業式で新しい面を知るとはなあ、笑」
なんてカンジに側面ひとつ知られて、
そんな廊下は往来賑やかで卒業式の華やぎ×寂莫が浮かれていた。
で、先生がスーツのポケットから文庫本ひとつ取り出して渡してくれた。
「こういうのも読んでみろ、自分じゃ買わんだろ?」
文庫本一冊、書店カバーも袋もなくただ本だけ。
そんなシンプルな渡し方がなんからしくて笑った、
「貸してくれるんですか?いつ返却出来るか解らないですよ、今日で卒業だし、笑」
「ソレやるよ、卒業祝いだ、」
そんなカンジにあっさり言われて、
あらためて見た文庫本は角も張って表装つるりとしていた。
どう見ても新品、それがまた可笑しくて笑った、
「ありがとうございます、プレゼントでラッピング皆無って先生らしいですね、笑」
「エコで良いだろ?笑」
こんな言い回しもこの先生っぽくて、
包装に拘らない分だけ中身に言いたいことあるんだろなって思ってたら教えてくれた、
「コレな、そんなに文章自体が巧いワケじゃないし大層な話でもない、恋愛小説ってやつだからオマエには一番興味が無いジャンルだろう、
エロいシーンも幾らか出てくるしメンドクサイ文章かもしれん、でも人間が人間を想うシンプルなトコが描かれてもいる、参考までに読んでみろ、笑」
っていうカンジに先生は笑って贈ってくれた、
その文庫本を開いたのは二次試験が終わった後、帰り車内で一息に読んだ。
それから合格発表の当日また高校へ挨拶に行って、そのとき先生に感想を話して、で、言われた。
「大学生になったらまた読んでみろ、社会人になってからもな、大事にしたいヤツ出来た時ごと読んでみると面白いかもしれんぞ?笑」
そんな台詞の通りに学生と社会人と時を変えて読んで、
それから暫く開いていなかった文庫本だったけど、御曹司クンのことでまた思い出させられた。
毛布のような相手って言ってたな?
そんなこと思い出しながら、だから尚更に無理だなって思った。
あの小説に描かれている「毛布」は自分にはもう無い、そう納得しているから探すつもりも無い。
探したところであれ以上のモノなんか有得ない、そんな納得は幸せだった時間の分だけ解るから困っていた、
たぶん先生は自分に、もういちど幸せな相手を探せって言いたがっている。
だからあの本を読んでみろって言ってくれたんだと思う、
だからこそ御曹司クンの犬っぽい笑顔に困っていた、応えきれないから。
このまま応えきれないまま友達を続けられるのかなんて、ホントのところ解らない。
なんていう考えごとを仕事始め早々にして、
相変わらず御曹司クンからメールは来て、暫定恋人からもメール&電話は来て、
そういう年始最初の一週間を忙しなく過ごして週末、年末の約束通り花サンと鎌倉で会った。
とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが気が向いたら続篇また。
第75話「懐古6」加筆3/4ほど終わったとこです、ソレ終わったら週間連載かAesculapiusの続きUPします。
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