萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚305

2014-12-25 01:00:01 | 雑談寓話
七月半ば金曜日=最終出勤日、夜は自分の送別会で、

「部長が主役はどこだって探してたぞ、」

なんて同僚に言われて戻った席は宴も酣というやつで、
どこだって探していたハズの部長もイツモ通り呑み×議論ぽいことしていた、

コレいてもいなくても大丈夫だったろ?笑

なんて思っていながら空いてる席に座ってジントニックかナンカ頼んで、
同期や先輩と飲んでたら同僚山口さん(仮名)が来た、

「ホント辞めちゃうんですねー引き継ぎ聴きたいことまだあるのに心細いですよ?」
「引き継ぎしたの異動の時だし、何ヵ月も前ですよ?笑」
「でも心細いですよー転職うらやましいし、」

なんて会話して、そして訊かれた、

「さっき御曹司サンと話してました?」
「廊下で少しね、笑」

答えながら見られたんだなって思って、でも構わず飲んでたら言われた、

「御曹司サンなんか泣いてましたよ?仲良かったんだし最後ちゃんと話して来たら?」

自分が泣かしたって思われてるんだ?

こんな解釈ちょっと困るな思った、
でも嘘でも見当違いとも言い切れない、けれど笑った、

「ひとりで泣きたいのかもしれませんよ?割と泣き上戸だし、笑」
「それなら良いけど、そっか御曹司サンって泣き上戸なんだ、」

なんて会話して飲んで、二次会の店に移って、
そこにも御曹司クンはちゃんと参加していたから早速話題提供になった、

「御曹司サンが二次会来るとかって珍しいですよね、初めて見たかも?」
「やっぱ仲良いヤツが辞めると別扱いってことですか?」

とか言われて、で、御曹司クンは言った、

「仲良いから来ましたよ?酔×笑顔」

コレ絶対かなり飲んでるな?
って貌で言われて、だから心配ちょっと言ってやった、

「おまえコッカラは烏龍茶な、酒は禁止、笑」

ホント飲み過ぎ、こんなんじゃ帰れなくなるだろう?
そんな心配に酔っ払いは可愛い笑顔で言った、

「なんでだよー飲み会で飲まないとかワケワカンナイし、酔×笑顔」

酔っぱらって無防備になってんなコイツ?

ってくらい可愛い顔を職場飲み会で晒してくれる、
こういう貌を職場で見せるのは始めてだろう、そんなまま周りは言った、

「やっぱり御曹司クンって笑うと可愛いな?」
「だろ、納会の出しモンやっぱり女装させましょうよ、女装はウケるって、」
「優勝賞金ほしいもんな、御曹司クン、納会は女装よろしく頼むよ?」

そういえば納会があるんだったな?って今さらだけど気づいて少し寂しいなって思った、
もう今日で自分は辞める、だから納会も当然だけど出席しない、
そういう自分だけいない時間が会話にも見えて、そしたら御曹司クンが言った、

「納会の話とか今しないでくれます?今はコイツの送別会だしコイツいなくなった後の話とか来週以降にして下さい、」

こんなことも言うんだコイツ?って意外だった、
御曹司クンなりに気を遣っているんだろう、そんな発言に同僚たちが言った、

「出しモン一緒に考えてほしかっただけなんだけど、嫌な思いさせたんならゴメン、」

謝ってくれる、ソレが悪いなって思ったから言ってみた、

「別にイイよ?御曹司クンの女装写メ送ってくれるんなら歓迎だし、笑」
「おう、やったら送るよ、笑顔」

なんて会話している間、御曹司クンと話す時間はそんなになかった、
そのうち部長やら上司に呼ばれて囲まれ飲んで、

「カラオケ行きますよー、主役は当然参加でお願いします、田中さん確保よろしく?」
「はーい、しっかり連行します、笑顔」

ってカンジに田中さん=花サンに捕まって、
カラオケでは自分はあまり歌わなかったけどソレナリ楽しんで、

「じゃあオヒラキにします、ほんと新しい職場でも頑張ってくださいね!」
「また飲み会とか誘うから来いよ、新しいトコの話とか聴きたいし、」
「明後日から旅行だったよな、気をつけて行って来いよ、」

なんて皆に言われながら駅まで歩いて、
お互い乗る電車&バス&タクシーで散り散りになって、
同じ方向の花サン+山口さんと歩いていたら、いきなり山口さんが後ろへ行った、

「御曹司サン、そんな後ろ歩いていないで一緒に行きましょう?」

そういえば飲み会@店の場所からは御曹司クンも駅方向は同じだ?
そんなこと改めて思いだした傍、酔っぱらいがやってきた、

「ありがとうございますー俺も一緒に帰って良いですか?」
「もちろんです、」

なんて山口さん(仮名)は御曹司クンに頷き、その隣で花サンも笑っていて、
で、二人に言われた、

「私たちお茶して帰ります、今日はおつかれさまでした!」
「トモさん、またメールするね。おやすみなさい、旅行気をつけていってきてね、」

って二人は笑って深夜営業もしているコーヒー屋方面へ行ってしまい、
で、御曹司クンと二人になった、

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眠いです、しかも加筆あるのにナントナク書いてたら思ったより長いです、笑
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