萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚311

2015-01-02 22:30:00 | 雑談寓話
自分の送別会@7月金曜の夜、
御曹司クンがマーライオン化した為に終電を逃して、
で、イキオイ御曹司クンが我が家(賃貸)に泊まることになったけど、

「なー、パソコンばっかして何やってんの?拗」
「大学の時からの研究だよ、邪魔しないでね、笑」
「えーおまえソンナ勉強好きなんだ、カッコいい、」
「オタメゴカシ要らん、静かにしてね?笑」

なんて会話しながら御曹司クンはワイシャツ×スーツのパンツ、一方こっちは部屋着リラックスで、
いつもと同じ夜時間のまま自分はいて、そんな隣で御曹司クンは缶ビールと幸せそうだった、

「研究ってどんなの?」
「おまえに言っても解らないと思うね、笑」
「っ、また馬鹿にしてんのかよなんだよもーーせっかく来てんのにさあ、」
「おまえが押しかけたんだろ、邪魔するなら追い出すよ?笑」
「っ…じゃあ本貸して読んでるから、」

ってカンジで御曹司クンは書棚を眺めだして、
こっちはパソコンに資料まとめたり書いたりしながら時おりメールチェック&返信して、
いつもと変わらない考えごと時間の傍ら、御曹司クンは本を選ぶとソファに寄りかかって読みだした、

何の本を選んだんだろ?

って想いながらも自分のやりたい事やって、
缶ビール飲みながらノンビリやってたら啜り泣きが聞えて笑った、

「おまえ本読んで泣いてんの?笑」
「っ…だってこれすげえ泣けるじゃん、なにこれすげえ…」

って言ってくるからなんだろ思ってページ覗いたら、すぐ納得で笑った、

「それ自分の中で一番泣ける小説だよ、あったかくて切なくてイイだろ?笑」
「うん…小説ってこんなのもあるんだなー…すごい、」

応えながらぐすぐす泣いてテッィシュ箱と仲良くしている、
そんな貌はホント子供みたいで何だか憎めない、だからちょっと困ったな思った、
だって夜が明けたら御曹司クンを部屋から追い出して、そして二度と会わないだろう?

こんなヤツほんとに放りだしていいのかな?

なんていう迷いが本音のトコ起きはじめていて、だから困った、

第63回 1年以上前に書いたブログブログトーナメント

出先の休憩がてら少し書いたんでUPします→帰ってきて加筆しました、

今朝UPした第X章「冬三夜 act.8」もう少し加筆します、
第81話「凍歌1」加筆校正4倍ほどします、Aesculapius「Dryad16」読み直したら校了です、
コレや小説ほか楽しんでもらえたらコメント&バナーお願いします、笑

取り急ぎ、



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