われわれメンバー自身、出来上がってくるのが楽しみなのがこの、ほっかぶりJAPAN手ぬぐい。
コンセプトはスタンダードな「まめしぼり」をイメージしています。
その「豆」が、JAPANメンバー其々の看板素材。
これを消しゴムハンコにしてもらっています。
デザインを考えた時、これはスムーズに決まった話。
私はとうがらし、リーダーは卵、キャプテンは・・・とすんなり。
それは
自分はこれを看板にするんだ! ブランドにするんだ!という、農業を生業とするものの夢と希望
自分はこれで生活するんだ!という、一生をかけた覚悟
両方が含まれている。どっちもたっくさんの時間がかかること、簡単なことではない。
震災後に新聞バックをキッカケに知り合った、高知四万十の畦地社長。
ここと同じように過疎化が進む地域をもう一度興すんだ!
と、モノづくりを軸にさまざまな地場商品を作り上げ一次産業をもり立ててます。
有名なものの一つに、かつて産地として名をはせた栗を、再ブランド化した商品「しまんと地栗」
一昨年、昨年と栗が不作、その際ちょっと気になり、
「栗の量が足りない時はどうするのですか? 仕入れるのですか?」
と聞きました。すると帰って来た答えが、
「ないもんは、ない!」
ものすごくシンプル。
いっぱい採れる時もあれば、不作の時もある。それが自然。それが作物。そしてそれもりっぱな価値。
「仕入れちゃったら”しまんと地栗”じゃなくなる!」
サラリと言い放った言葉が忘れられません! 竜馬にダブりましたねー(笑)。 また、
「無いからこそ、販売や価値の付け方を考える、工夫する。
商売だし、とうぜん生活もかかっとる。だからこそ、間違えちゃいかん!」
ほんとにイイ学びを頂いております。
にほん全国、「地域」はたくさんあるけれど「同じ地域」は2つない。
あっちの地域、こっちの地域をミックスすると思い込めば、それは唯一無二の足元の地域の価値を消してしまう可能性もある。
そんな事を思った日。