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Pretenderの備忘録

芸術祭十月大歌舞伎 夜の部

2008-10-26 21:41:23 | 歌舞伎
歌舞伎座 16列18番

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
 十種香
 八重垣姫 玉三郎
 武田勝頼 菊之助
 白須賀六郎 松 緑
 原小文治 権十郎
 長尾謙信 團 蔵
 腰元濡衣 福 助

 狐火
 八重垣姫 玉三郎
 人形遣い 尾上右 近

玉三郎、あまりこの役が好きではないのではというのが伝わってくる。狐火になると、それなりではあるが。。六代目歌右衛門がいくつになってもやりたがった赤姫。藤十郎が襲名で南座でやったときも、それなりに愛嬌があったけど、そういう感じじゃない。菊之助の勝頼、こんな感じだろう。福助の濡衣、良かったと思う。

二、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
 直侍
 浄瑠璃「忍逢春雪解」

 片岡直次郎 菊五郎
 三千歳 菊之助
 寮番喜兵衛 家 橘
 暗闇の丑松 團 蔵
 丈賀 田之助

菊五郎の直次郎、相変わらず江戸の粋を示していると思うが、あと何年できるかと考えてしまう。菊之助の三千歳、初役だが、無難にこなし、これからいろいろと工夫が出てくるのだろう。そのときの直次郎は、染五郎か海老蔵か。

三、英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)
 傾城後に獅子の精 福 助

最終日ということもあったのではないかと、最後の毛振りは凄かったです。回数も多いと思います。振り付けで、獅子が宝塚みたいに正面から降りてくるみたいのがあっても面白いかもと。飛び降りるわけにはいかないだろうから。

コメント
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