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Pretenderの備忘録

七月大歌舞伎 夜の部

2012-07-07 23:13:00 | 歌舞伎
大阪松竹座 1階12列9番

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

  渡海屋
  大物浦

       渡海屋銀平実は新中納言知盛       吉右衛門
          女房お柳実は典侍の局       魁 春
                相模五郎       錦之助
                入江丹蔵  種太郎改め歌 昇
                亀井六郎       桂 三
                片岡八郎       種之助
                伊勢三郎       米 吉
                駿河次郎       隼 人
               武蔵坊弁慶       歌 六
                 源義経       梅 玉



                      歌 昇改め又五郎
                      種太郎改め歌 昇
                           幹部俳優出演


三、道行初音旅(みちゆきはつねのたび)

  吉野山

          佐藤忠信実は源九郎狐  歌 昇改め又五郎
                 静御前       芝 雀
                早見藤太       仁左衛門


四、天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)

  河内山

  松江邸広間より玄関先まで

               河内山宗俊       染五郎
               松江出雲守  種太郎改め歌 昇
                宮崎数馬       隼 人
              重役北村大膳       吉之助
                腰元浪路       米 吉
            家老高木小左衛門       錦之助

三代目又五郎、四代目歌昇の襲名披露。

義経千本桜、吉右衛門の銀平は柔らかみが出ていて良い。知盛はきっちり。体力的にそろそろきついだろうが。
フレッシュな四天王、硬さもあるが、しっかりしている。
魁春の典侍の局、今一つ。
錦之助の五郎、歌昇の丹蔵、今一つ面白みに欠け、やはり硬いか。
しかし、フレッシュな四天王、歌昇も加わることもあるのだろう、楽しみだ。

口上、吉右衛門、冗談も言うようになり、本当に円熟してきたなあと。
後は比較的、普通の口上。

道行。芝雀、また太ったか。これでは少しきつい。親は晩年まで細く美しかったが。
又五郎、しっかり。
仁左衛門、三枚目も上手く演じて、さすがだと思う。

河内山。今回の注目だったが。
染五郎の河内山、なぞるのが精いっぱいという感じで、線は細いし、じゃあ、それなりの色が出るかというのも初役では無理で。今後に期待。
米吉の浪路、この人は、女形で将来が期待される。
歌昇の出雲守、やや硬いが悪くない。
隼人の数馬、錦之助の小左衛門とフレッシュだが、まだまだ軽い感じだ。
これは、10年後にどうなっているかということだろう。
コメント
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