シアタートラム B列16番
脚本 木皿泉
演出 内藤裕敬
出演 薬師丸ひろ子 篠井英介 村井良大 萩原聖人
売り切れであきらめていたら、おけぴでチケットの売りが出たので買った。
最前列でラッキーだった。
しかし、劇場で、翌日の発売をしていたのがどうも不思議。
そういう意味で、うっかり買いそびれ行かれなかったのが、井上フェスティバルの芭蕉通夜舟。
三津五郎は地味だしと油断していたら、井上作品で、箱が小さいサザンシアターで鵜山演出で実力派の三津五郎ということですぐに売り切れ、失敗した。
奇想天外な設定である。
日常とは何か、われわれ現代人の普通とは何か、家族とは何かを問いかけているのだろう。
セットがレトロな昭和を感じさせるものだったが、設定は現代で、かなり世相を反映した台詞も出てくる。
篠井英介は存在感がダントツ。
萩原聖人も良くやっている。
薬師丸ひろ子、身体能力が高い。昔を知る者としては、童顔ゆえに老け方が難しいなあと思う。
ただ、萩原、薬師丸で、朝ドラの両親を演じたら結構いいかもと思った。
村井良大も、しっかりと芝居になっていた。
ナンセンスギャクや突飛な設定に込められたメッセージ、懐かしい芝居を感じた。