Running On Empty

Pretenderの備忘録

演劇と社会

2012-09-13 23:35:29 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター
ワークショップルームA

講師:平田オリザ

つかみと言い、話の展開といい、手慣れたもので、政治家の講演を聞いているようであった。
もう少し、きちんと整理されていたかもしれない。
芸術の重要性と、劇場の役割を、社会の中で論じ、非常に政治的なメッセージが感じられる。
実際に、鳩山首相の原稿を自分が書いていたという話も出ていた。

無条件に「国際的なレベル」ということが使われ、演劇というものが出てくるのは、自身が国際的にも評価される演劇界の人間だからだと思うが。
ただ、伝統文化というものも必要であるし、ちらっと触れていたが演劇にそんなに税金を使っていいのか、芸術はいろいろあって、それは並列に論じられるべきものか、というような疑問が残った。
データも用いる努力をされているが、この辺は検証が必要だろう。

いずれにしても、非常に興味深い政治ショーだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする