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Pretenderの備忘録

中嶋彰子プロデュース 夢幻能《月に憑かれたピエロ》

2012-12-10 22:50:04 | 音楽 Classic
すみだトリフォニーホール 1階5列13番

□ 出演 中嶋彰子[ピエロ/演出・ソプラノ]
渡邊荀之助[シテ(宝生流能楽師)]
ニルス・ムース[指揮]
松田弘之[笛/森田流能楽師]
佐野登(地謡/シテ方宝生流)
渡邊茂人(地謡/シテ方宝生流)
藪克徳(地謡/シテ方宝生流)
高岡真也(映像作家)
飯嶋六之佐[大鼓/葛野流能楽師]
斉藤雅昭[ピアノ]
オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー[管弦楽]

□ 曲目 シェーンベルク/《月に憑かれたピエロ》

刺激的なステージだった。

最初にプレトーク。これはシェーンベルクの子供から、理解を深めるためにやってほしいと言われたという。
また、字幕もそうだという。
地謡の佐野先生の解説も。

シンプルなステージ、字幕はスクリーンで出入りができるような形。
演奏は控えめ、歌も良い。
能楽師はシェーンベルクと別の謡の独立したパートで舞うことが多い。
もう少し、シェーンベルクの原曲に合わせて舞ってほしかった。

ホールは大きすぎる。後ろの方は空席が多かった。
例えば、能楽や邦楽も行い、クラシックもやるホール、上野学園や紀尾井なんかが手ごろだろうと思う。
ステージが低く設定したので、前から5列目の通路側でも全然観えないシーンもある。
字幕はアートになっているが、出るところと出ないところがある。
客席でプログラムの翻訳が見えない照明であれば、字幕は全部出してほしい。

欧州では受けそうな舞台だ。

60年前に寿夫さんと、武智さんが組んだ時はどんなのだったのだろう。

コメント
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