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Pretenderの備忘録

日本舞踊×オーケストラ

2012-12-07 23:44:27 | 能・狂言、文楽
東京文化会館 29列25番

演目 ショパン:レ・シルフィード
振付:藤蔭静枝
出演:吾妻徳彌、女性群舞20名

プロコフィエフ:ロミオとジュリエット
振付:坂東勝友
ロミオ:花柳典幸
ジュリエット:尾上紫

ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
振付:五條珠實
ペトルーシュカ:若柳里次朗
ムーア人:花柳寿太一郎
バレリーナ:花柳大日翠
人形遣い:花柳輔蔵

ドビュッシー:牧神の午後
振付・出演:花柳壽輔、井上八千代

ラヴェル:ボレロ
振付:野村萬斎、花柳輔太朗、花柳壽輔
出演:野村萬斎、男性群舞40名
指揮 大井剛史
演出 花柳壽輔
演奏 東京フィルハーモニー交響楽団



まず、撮影のためのカメラが真ん中、後方、横、二階その他と多く、誰のための会なのかと疑ってしまう。
関係者が多いと思うが、携帯を上演中も切らない、上演中も話している、鞄をがさがさ等々、マナーが悪すぎる。
着物を着て、マナーが悪い人って歌舞伎にはあまりいないのだが、日舞を実際にやっているような人がこれかよと思ってしまう。

レ・シルフィード、バレエと同じような振付をしてクラシックで日舞を踊る理由がないのではないか。日舞がバレエより表現が美しくないという印象を持たれてしまう。勝負のしどころを間違えた振付。

ロミオとジュリエット、意外と良かった。日舞の衣装、動きでゆったりと表現。

ペトルーシュカ、斬新で面白い。しかし、動きや衣装は日舞ではない。ということは日舞の会でやる必要がない。ただの現代舞踊だ。禁じ手。

牧神の午後。日舞の動き、幻想的な美術。これはこれで一つの形だろう。

ボレロ。日舞というか、能や狂言の舞の動き。衣装。これは圧巻。素晴らしい。他の人との演出力の差が歴然。

プログラムに日舞の危機が書かれている。その認識は正しいが、これが一回満席になったところで、危機が回避されたとは全然思わない。


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鬼一法眼三略巻

2012-12-07 23:25:20 | 歌舞伎
国立劇場 大劇場 1階6列53番

文耕堂・長谷川千四=作
鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 四幕
          国立劇場美術係=美術

       
   序 幕  六波羅清盛館の場   
   二幕目  今出川鬼一法眼館菊畑の場
   三幕目  檜垣茶屋の場
   大 詰  大蔵館奥殿の場


(出演)
   中 村 吉右衛門    
   中 村 魁  春
   中 村 歌  六
   中 村 又 五 郎
   市 川 高 麗 蔵
   中 村 松  江
   中 村 歌  昇
   中 村 種 之 助
   大 谷 廣  松
   中 村 隼  人
   中 村 米  吉
   中 村 歌  江
   大 谷 桂  三
   澤 村 由 次 郎
   中 村 錦 之 助
   中 村 芝  雀
   中 村 東  蔵
   中 村 梅  玉
             ほか

清盛館、歌六が老け役でしっかり。芝雀も安定感。
菊畑、吉右衛門の老け役はあまり記憶にないが、そこそこ。梅玉、又五郎はしっかり。
一條大蔵卿、吉右衛門は良いが、菊五郎や勘三郎の柔らかさに欠ける。東蔵と梅玉の夫婦は微妙。魁春はそこそこ。

歌昇が出てきた感じ。米吉も相変わらず良い。萬屋、播磨屋の若手は今後楽しみだ。
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