図書館でようやく回ってきた。半年待ちだったか。
大部の割に1500円とは、結構良心的な価格設定かも。
よく取材して、矛盾をきちんとついて、真実に迫るという感じだ。
でも本人には取材できない壁があり。
昔の立花隆の田中角栄の金脈研究とかもそうだったか。
おそらく本書の内容はかなり真実なんだろうが、面白いというよりも怖い。
そして、生い立ちに源流を求め、引くに引けなくなりというのが良く描かれている。嘘の上塗りと言うか、何が本当か本人もわからなくなっている面もあるかもしれない。
著者及び告発をしたエジプト時代のルームメートの勇気にも敬意を表したい。
専門家による過去の言動についての心理学的な分析等をしたら、また何かが見えてきて、個人攻撃を超えて社会に対しての警鐘となるのではないか。有権者もマスコミも学ばないといけない。今、アメリカで起きていることとも、根底で繋がっているような気もする。