演奏活動40周年記念リサイタル。
サントリーホールで、観客を市松の半分にして、無伴奏ヴァイオリンというのは、必ずしもいい環境とは言えないと思う。文化会館の小ホールくらいが一番しっくりくるような気がする。
プログラムノートは、本人が書いていた。
先日のチェロの古川もそうだったが、演奏者にとってのバッハの偉大さが良く伝わってくる。また、エリザベートコンクールや、江藤俊哉先生の思い出が随所にちりばめられた解説となった。
演奏は、よく練られたというか、宇宙に自分と奏者しかいないようなユニバースを感じる演奏だった。静寂の中に響くバッハのヴァイオリンの音色。緊張感があり、素晴らしかった。
サントリーホール
出演 ヴァイオリン:堀米ゆず子
曲目 J. S. バッハ:『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』全6曲より
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
アンコール
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番より「ラルゴ」